メッシです。
先日、ブログ読者の方から質問をもらったので、ご紹介したいと思います。
ご質問内容がこちら。
チャートを分析するにあたり、上位足から順々に下位足に落として水平線を引いていっています。
その際、水平線を複数の時間足に引くことになるので、チャートが水平線でいっぱいになってしまってどの水平線が重要なのか?が分からなくなってしまいます。
また、水平線にも強弱があるとのことですが、たくさん引いた水平線から水平線の強弱をどのように判断すればいいでしょうか?
Kさんありがとうございます。
時間足ごとに水平線を引くとチャートが水平線だらけになってしまい、どの水平線が重要なのか、どの水平線が強い水平線なのか、これらの判断に困りますよね。
特にトレードするうえでは、強い水平線に引き付けてトレードすることが勝率を上げるコツになるので、見極めは重要です。
難しいイメージを持っているかもしれませんが、迷わず簡単に水平線の強弱を判断する見方があるので、今回お話していきますね。
ということで今回は、水平線の強弱の判断の仕方についてお話してきたいと思います。
※水平線の強弱の判断の仕方を手っ取り早く知りたい場合は、下の目次の”複数時間足に引いた水平線から水平線の強弱を判断する方法とは?”へお進み下さい
目次
チャートに水平線を引く理由について
PCを付けていきなりトレードをしだす方がいますが、裁量トレードをしている方であれば、ポジションを持つ前にチャートを分析してトレードに臨まれると思います。
では、なぜトレードの前にチャート分析をするのかというと、
・チャートを分かりやすく見るため
・勝率の高いポイントを割り出すため
・価格が止まるポイント・伸びるポイントを把握するため
・売りと買いが拮抗しているポイントを判断するため
・価格が到達した際、トレードするかどうか考察するため
・エントリータイミングに使用するため
など、色々と理由はあるわけで、利益を上げるための事前準備だとまとめることができると思います。
そういった理由から複数時間足を分析して水平線を引くわけですね。
当然、複数時間足を分析すれば水平線は増える
しかし、安定的に利益を出せていない方の場合、より詳細を知りたくなり、細かく時間足を分析する傾向にあります。
当然、細かい分析をしたり時間足を増やして分析すれば、その分チャートに描画される水平線も増えてしまうので、分かりやすくなるどころか逆に複雑になってしまうわけです。※まさに本末転倒になってしまうわけですね
では、なぜ水平線が増えてしまうのでしょう?
それは、各時間足でサポートやレジスタンス、押し目や戻しなど、価格が止まる可能性のあるポイントがたくさんあるからです。
例えば下のチャートは、ある通貨ペアの30分足のチャートですが、戻り売りをするとした場合、たくさん候補となるポイントがありますよね。
30分足
戻り売りする候補となるポイントにざっくりですが水平線を引いてみました。
30分足
では、より詳細な情報を知るために5分足も見てみましょう。
5分足(※先ほど30分足で引いたラインがすでに表示されています)
5分足の戻り売りする候補となるポイントに黒い水平線を付け足して引いてみました。
5分足
2本増えましたが、こんな感じで水平線が増えてしまうわけです。
複数時間足に引いた水平線から水平線の強弱を判断する方法とは?
先ほど30分足と5分足に戻り売りの候補となるポイントへ水平線を引きましたが、複数時間足にただ水平線を引くだけであれば、比較的簡単に誰にでもできます。
※初心者の方でも慣れれば簡単に引けるようになります
しかし、重要なのはこれら水平線の強弱を判断することなんですね。
というのも、下位足で価格が水平線に到達する度に毎度毎度トレードしてしまえば、勝率は下がるわけなので。
ですので、トレードするポイント、トレードをしないいポイントを考察するためにも、水平線の強弱の判断ができることが重要なんです。
では、どうやって判断すればいいのか?ですが、もう一度5分足を見てみましょう。
5分足
価格が1⇒2⇒3⇒4⇒5と、上がってくる度に全て戻り売りのトレードをするわけではないので、上位足を見て水平線の強弱を判断します。
30分足
30分足を見てみると、2は水平線が引けないポイントになっているのが分かるでしょうか?
5分足では、レジスタンスとして引けたポイントですが、30分足ではローソク足の実体に水平線が通っていますよね。
要するに30分足の2は、水平線が引けない、つまりトレードするのにいいポイントではなということになります。
つまり2の水平線は、5分足でトレードするのであれば弱い水平線ということになるわけです。
こういったことから、下位足で引いた水平線が上位足でも引けるポイントであれば強い水平線であり、下位足で引いた水平線が上位足で引けないポイントであれば弱い水平線であるということが言えます。
下位足で引いた水平線が全てトレードポイントになるわけではないので、上位足に変えて上位足でも水平線が引けるポイントなのかを確認しましょう。
※上位足と重ならないポイントでトレードをしてはいけないということではありません
まとめ
今回は、時間足を2つだけに絞って説明しました。
トレードするうえでは、もっと他の時間足を見ると思いますし、2つだけの時間足しか例に出さないのは少ないとも感じました。
※もっと違う時間足も表示して水平線の強弱の解説をした方がいいと思いましたが、少なからず混乱する方も出てくると思いましたので、今回は2つの時間足しかピックアップしていません
今回紹介した”下位足で引いた水平線が上位足でも引けるポイントであれば強い水平線であり、下位足で引いた水平線が上位足で引けないポイントであれば弱い水平線”だけが水平線の強弱を判断するための方法というわけではありませんが、今回の方法は初心者の方が判断するうえで比較的分かりやすい方法だと思います。
この判断方法をもとに、1時間足、4時間足、日足なども加味し、どの水平線が強い水平線なのか?どの水平線が弱い水平線なのか?を判断してい頂き、勝率を上げるための参考にして頂ければ幸いです。
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