MT4を使用していて、通貨ペアの切り替えがわずわらしいと思ったことはないでしょうか。
数十通貨ペアを表示していると、見たい通貨ペアを探すのに一苦労ですよね。
しかし、「Symbol changer」というインジケーターを使用すれば、以下のように通貨ペアの切り替えがワンクリックで可能になります。
ということで今回は、通貨ペア表示の切り替えに便利な「Symbol changer」のインストールや使い方・設定方法に関して解説していきます。
目次
複数通貨ペアの表示は切り替えに不便
MT4で通貨ペアをたくさん表示していると、チャートウィンドウの下に通貨ペアが横並びで表示されると思います。(※下はイメージ)
数通貨ペア程度であれば、クリックして右に左に探す必要も無く、すぐ見つけられて探す手間はあまりありません。
しかし、20も30も通貨ペアを表示していると、一覧で見ることができず、対象の通貨ペアを見つけるのが大変です。
そこで、ワンクリックでチャートを切り替えることができる「Symbol changer」をインストールすれば、ワンクリックで通貨ペアや時間足の切り替えが可能になります。
Symbol changer とは?
「Symbol changer」は、通貨ペアボタンと時間足ボタンをメインウィンドウ上に表示し、それをクリックすることで自由に切り替えができるインジケーターです。
設定次第で通貨ペアボタンの大きさや、色、配置場所など色々とカスタマイズすることができます。
どんな感じでメインウィンドウに表示されるのか、サンプルとしていくつか見てみましょう。
【Sample1】 : メニュー画面の左上に横並びで10通貨ペアを配置
【Sample2】 : メニュー画面の左下に縦並びに横2列で配置
【Sample3】 : メニュー画面の右側に縦1列で配置
こんな感じで通貨ペアボタンの大きさや、色、配置場所などを設定できますので、自分で使いやすいようにカスタマイズ可能です。
ダウンロードとインストール方法について
それでは、「Symbol changer」のダウンロード・インストールについて解説していきます。
ダウンロード方法について
まずは下のボタンをクリックしてMT4にインストールしましょう。
上のボタンからダウンロードすると、以下のようにPC上に表示れます。(※お使いのデバイスによって表示のされ方に違いがあります)
(※)インジケーターのダウウンロードがブロックされてエラーになてしまう場合は、こちらの拡張子crdownloadとは?インジケーターのダウンロードがブロックされるエラーを解決!をご覧下さい。
これでダウンロードは完了です。
インストール方法について
次にZIPファイルを開き、中に入っているインジケーターをデスクトップに保存しましょう。
ここからインストール手順にの解説をしていきます。
MT4のメニューバーの”ファイル”から”データフォルダを開く”を選択しましょう。
そうすると下のフォルダが表示されるので、”MQL4”をダブルクリックします。
次に”Indicators”をダブルクリックします。
そうすると下のフォルダが開きますので、ここに先程デスクトップに保存した「Symbol changer」をドラッグして入れます。
ここまでの手順が完了したら、開いているフォルダとMT4をどちらも×で閉じます。
※MT4を☓でいったん閉じるのは、再度立ち上げ直さないとMT4に反映されないためです。
MT4にインストールできましたが、まだ完了ではありません。
次に先ほど一旦×で閉じたMT4を再度開きましょう。
MT4のツールバーから星のアイコンの”ナビゲーター”をクリックし、表示している時間足に「Symbol changer」をドラッグして入れます。
下の表示がでてきますので、”OK”をクリックすればインストールは完了です。
ここまでの手順でMT4の左上に通貨ペアボタンと時間足ボタンが表示されているはずです。
しかし、このデフォルト設定では通貨ペアの文字がしっかりと見えない、ボタンが小さいなどで使いづらいと思います。
色々と設定して見やすく使いやすいようにする必要がありますので、次で設定方法を解説していきます。
パラメーターの設定方法に関して
MT4のメイン画面上で右クリックすると、下のような表示が出てくるので、”表示中のインジケーター”をクリックします。
そうすると、下のように表示しているインジケーター一覧が出てくるので、Symbol changerを選択して”編集”をクリックします。(※Symbol changerをダブルクリックでもOK)
「パラメーターの入力」タブを選択して好みのボタンにアレンジします。(※「バージョン情報」や「全般」、「色の設定」、「表示選択」に関しては、特に設定しなくて大丈夫です)
好みのボタンの配置や色、大きさが決まったら”OK”をクリックすれば、カスタマイズしたものがメイン画面上に表示されるはずです。
パラメーターの入力に関して簡単にポイントを押さえておきましょう。(特に解説が必要無い項目は省略しています)
① 通貨ペア間の区切りは半角の「;」で区切らないと、不具合が起こる (※後述するこれは不具合?かもしれないで解説してます)
④ この数値を大きくすればするほど、右にボタンが表示されていく
⑤ この数値を大きくすればするほど、下にボタンが表示されていく
ちなみにこの記事の序盤で紹介した【sample2】ですが、
パラメーターは以下の設定になっています。(お使いのPC画面のサイズや、モニターの大きさにより表示のされ方は変わると思いますが、参考まで。)
これは不具合?かもしれない
「Symbol changer」をMT4にインストールしてみて、いくつか不具合かも?と思ったケースがあったので、紹介しておきます。
時間足は切り替わるが通貨ペアが切り替わらない
時間足ボタンのクリックで時間足は変わるものの、通貨ペアボタンをクリックしても通貨ペアが切り替わらない事例がありました。
※イメージ
原因はよく分かりませんが、MT4によって互換性が無いものがあるかもしれません。
その場合は、お使いのMT4での「Symbol changer」の使用を諦め、違う証券会社のMT4をインストール・使用すると良いと思います。
ちなみに私の場合、FXTFのMT4デモ口座で通貨ペアを切り替えることができませんでした。
通貨ペアが切り替わるボタンと切り替わらないボタンがある
通貨ペア間を半角の「;」と半角のスペースで区切っている場合は、通貨ペアのボタンは正常に表示されていますが、クリックしても通貨ペアが切り替わりません。
例えば
AUDCHFとAUDJPY の間を、AUDCHF; AUDJPY(「;」、半角スペースの順番)で入力しいる場合。
⇒AUDCHFには切り替わるものの、AUDJPYには切り替わりません。
逆に
AUDCHFとAUDJPY の間を、AUDCHF ;AUDJPY(半角スペース、「;」の順番)で入力している場合。
⇒AUDCHFに切り替わりませんが、AUDJPYには切り替わります。
上記のどちらもボタンの見た目は正常に見えます。
通貨ペアを「;」で区切らず「:」で区切っている
本来、通貨ペア間を半角の「;」で区切らないといけないところを「:」で区切ってしまうと、2つの通貨ペアが1つのボタンに納まってしまい、クリックしても通貨ペアが切り替わりません。
例えば AUDCHFとAUDJPY の間を「:」で区切ってしまった場合、以下のような表示になります。
通貨ペア間に区切りの「;」が無い
通貨ペア間を「;」で区切らず、半角のスペースで区切っている場合は、2つの通貨ペアが1つのボタンに納まってしまい、クリックしても通貨ペアが切り替わりません。
例えば AUDCHFとAUDJPY の間を半角スペースで区切ってしまった場合、以下のような表示になります。
通貨ペアを全角の「;」で区切ってしまっている
通貨ペア間を半角の「;」ではなく、全角の「;」で区切っている場合は、2つの通貨ペアが1つのボタンに納まってしまい、クリックしても通貨ペアが切り替わりません。
例えば AUDCHFとAUDJPY の間を全角の「;」で区切ってしまった場合、以下のようにAUDCHFとAUDJPYの間に G が表示され、AUDCHFGAUDJPYのボタンになってしまいます。
まとめ
今回は、ワンクリックで通貨ペアや時間足の切り替えが可能になる「Symbol changer」を紹介しました。
Symbol changerのダウンロードはこちらからできます。
通貨ペアのボタン数や、色、配置はパラメーターから自由に変えることができるので、お好みで設定をいじってみて下さい。
間違えやすい所として、通貨ペアの区切りは注意するようにしましょう。
・半角の「;」になっていない
・「;」の入力漏れをしている
・半角スペースが入ってしまっている
など、ミスると通貨ペアを切り替えることができなくなってしまいます。
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