ブログ読者の方からMT4に関する質問をもらったので、ご紹介したいと思います。
ご質問内容がこちら。
チャートを開くと、MT4の右下の接続状況の所に「コモンエラー」という表示が出ていてチャートが動きません。
以前も同じ状況になって自力で直したのですが、直し方を忘れてしまって今回はまだ直せていません。
いまいち原因も分からないし、直し方も分からないので不便です。
今後、またコモンエラーになると困るので、原因と直し方を教えて頂けないでしょうか?
P.S. 使っているMT4は、検証用のデモ口座になります。
ありがとうございます。
おそらくステータスバーに「コモンエラー」と「回線不通!」が交互に切り替わって表示されているのではないでしょうか?
お使いの証券会社のMT4によって違いがあるかもしれませんが、「コモンエラー」が30秒前後表示 → 「回線不通!」が5秒前後表示 → 「コモンエラー」が30秒前後表示 → 「回線不通!」が5秒前後表示 → … と言った感じで表示が切り替わっていると思います。
原因と解決方法に関してお答えしていきますね。
ということで今回はMT4のコモンエラーとは?原因と直し方に関して解説していきます。
目次
コモンエラーはどんな状況?
MT4が動いておらず、チャートの更新が止まっている状態です。
MT4のステータスバーにはコモンエラーが表示されており、ターミナルウィンドウには、connect failed [無効なパラメーター] というメッセージが表示されています。
ちなみに正常にMT4が稼働している状態であれば、ステータスバーには以下のようにデータ転送量が表示されているはずです。
どんな原因でコモンエラーになってしまうのか?
原因は色々挙げられるのですが、一番多い原因が取引口座にログイン時のパスワード未入力です。
ログインの際にパスワードが未入力
※デモ口座で話を進めていきますが、リアル口座の場合でも同様です。
取引口座にパスワード入力が必要になる状況はというと、
・MT4やMT5の初回起動時
・口座を追加で開設した時
などが挙げられます。
この際、うっかりパスワードを入力し忘れてログインしてしまい、コモンエラーが起きるのがほとんどです。
下のログイン表示は「パスワード」が空欄になっており、このまま「ログイン」をクリックしてしまうと、もれなくコモンエラーになります。
仮にMT4が動いていたとしても、パスワードを空欄にして他の開設口座にログインすると、すぐにMT4が動かなくなるので注意しましょう。
また、
・開設している別の取引き口座にナビゲーターからログインする時
も該当します。
あらかじめ保存されているパスワードを、手違いで削除してしまっても同様にコモンエラーとなってしまいます。
その他の問題
私自身、今のところログインの時のパスワード未入力でしかコモンエラーを経験したことが無いのですが、他にも原因はあるようです。
パスワード未入力が原因ではない場合は、各証券会社が紹介している以下の原因も可能性として考慮下さい。
※色々ある原因の中から、コモンエラーになる可能性として高いものをピックアップしています
・インターネット接続の問題 → 安定したネット接続無いと、MT4とサーバーの通信が上手くいかず発生
・サーバーの問題 → サーバーがダウンしていたりメンテナンス中で発生
・セキュリティソフトの問題 → MT4のネット通信をブロックしてしまうことがあり、サーバーへの接続ができず発生
正常にMT4を動かすために行うこととは?
原因によって解決方法は変わってきますので、見ていきましょう。
ログインの際にパスワードが未入力の場合
基本的には、ログインの際に正しいパスワードを入力することで解消されます。
しかし、パスワードを覚えている場合と覚えていない場合の2通りがあると思いますので、どちらのパターンも紹介しておきます。
●パスワードが分かる場合
MT4のメニューバーの「ファイル」から「取引口座にログイン」を選択。
ログイン表示が出てくるので、「パスワード」の欄に正しいパスワードを入力して「ログイン」をクリック。
そうすると、MT4の接続状況音が鳴り、コモンエラーが解消されます。
●パスワードが分からない場合
デモ口座をお使いの場合は「デモ口座の申請」をするのが手っ取り早いです。
MT4のメニューバーの「ファイル」から「デモ口座の申請」を選択。
「完了」のボタンがある表示まで来ると、パスワードが表示されていますので、次回のログインのために控えておきましょう。
新しいデモ口座に申請が完了すると、MT4の接続状況音が鳴り、コモンエラーが解消されます。
リアル口座でパスワードが分からない場合
MT4を提供している海外証券会社でリアル口座を開設した場合、開設完了後にメールが届くのが一般的です。
そのメールにパスワードが記載されていますので、確認してパスワードを入力しましょう。
リアル口座でパスワードが分からない場合(開設時の初期パスワードから違うパスワードへ自身で変更した場合)
リセットと再発行をする必要があります。
ほどんどの証券会社は、マイページより取引口座それぞれのパスワード変更を行えますので、パスワードを変更してログインするようにしましょう。
※マイページからパスワード変更までの進み方は、開設している証券会社によって違うので、お使いの証券会社へ手順を確認下さい。
その他の問題の場合
解決方法を簡単にですが、まとめておきます。
・インターネット接続の問題 → ネット環境を確認して安定した接続があるかどうかを確かめましょう。Wi-Fiも有線にするなどして接続を途切れないようにすることも検討が必要です。
・サーバーの問題 → サーバーが正常に稼働しているかどうか、証券会社の方からメンテンナンス通知があるか確認して下さい。メンテナンス通知があれば一時的な発生なので、メンテナンスが終了するまで待ちましょう。
・セキュリティソフトの問題 → お使いのセキュリティソフトを一時的に無効にし、MT4のメニューバーの「ファイル」から「取引口座にログイン」を選択。出てきた表示の「サーバー」の欄からサーバー名を手動で入力するか、リストからサーバーを選択して再ログインしましょう。
まとめ
今回はコモンエラーの原因と解決方法に関して説明してきました。
パスワードの未入力がコモンエラーの原因として一番多いと思いますので、まずはパスワードの確認をしてみて下さい。
パスワード未入力が原因でない場合は、原因は色々な可能性が考えられますが、ネット接続の問題とサーバーの問題、セキュリティソフトの問題の可能性が高い3つをチェックしてみましょう。
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