メッシです。
税金からは逃れることはできなく、FXで利益が出ている人であれば必ず確定申告しなければなりません。
今回はFXの税金や確定申告時の必要書類や繰越控除について説明していきます。
最後に確認テストがあります(^^)
目次
確定申告が必要な場合とは?
FXでは一定額以上の利益が出ている場合であれば確定申告をする必要があります。
逆に利益が出ていなければ確定申告する義務はありません。しかし、損失でも確定申告しておくとメリットはあるのです。
では詳しく見ていきましょう。
国内口座と海外口座の税金の違いとは?
FXの証券口座には”国内口座”と”海外口座”がありますが、口座の違いで税金の種類も変わってきます。
国内口座の税金について
まず国内口座であれば利益は雑所得になり申告分離課税になります。
納める税金ですが、利益に対して一律20%(内訳が所得税15%、住民税5%)です。
海外口座の税金について
海外口座では利益は総合課税になります。
納める税金は総合課税なので所得の種類に関係なく合算となり、場合によっては税率(15%~50%)が高くなってしまいます。
※海外のFX業者は日本の金融庁の認可を受けていないため
FXで税金の対象となる利益は?
ここで注意する必要があるのが利益についてです。
課税対象となるのは決済して確定した利益(為替差益とスワップポイント)になるので、ポジションを閉じていない含み益については課税の対象になりません。
使っている証券会社の年間損益(取引)報告書を確認することで、すぐに対象がわかります。
FXで利益が出ていなくても利用した方がいい制度とは?
繰越控除について
利益が出ていなくて損失が出ているのであれば確定申告をする義務はないのですが、損失額を確定申告すると、次の年以降3年間は損失を繰り越すことができます。
つまり利益が出た場合に相殺することができるんですね。
そのため損失の状況でも確定申告はしておいた方がいいでしょう。
注意することとして繰越控除を受けるために損失額を確定申告した場合というのは、損失額を確定申告した年から3年間トレードを一度もしなかったとしても毎年欠かさず確定申告をしなければなりません。
損益通算について
FXの損益とFX以外の金融商品(バイナリーオプションやCFD、先物など)を全て合算し、トータルがプラスなのかマイナスなのかを計算することで
FXで損失があった場合、他の金融商品で利益が出ていれば損益通算によって納税額を小さくできます。
※株式、投資信託は損益通算できません
FXの税金の確定申告について
確定申告はいつ?
確定申告の時期については、あまり説明はいらないと思いますが、2月中旬から3月中旬にかけての1カ月で、前年度(1/1~12/31)の収益を申告します。
確定申告に必要な書類とは?
・申告書B表第一、第二表
・申告書第三表(分離課税用)
・先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
・年間損益報告書
・源泉徴収票(会社員の場合)
・経費等の領収書
・※申告書付表(繰越控除を受ける人のみ)
FXの税金について詳しくはこちらを読んでみて下さい
確認テスト
今回の内容が理解できているかどうか確認テストを解いてみましょう。
問題
次の記述はFXの損益に対しての確定申告に関する記述です。
正しいか誤っているか、〇か✖で答えて下さい。
①FXで利益が出ていない場合は、確定申告する義務がある。
②海外口座であれば、利益は雑所得になり申告分離課税になります。
③ポジションを閉じていない含み益は課税の対象になる
④繰越控除を受けるために損失額を確定申告した場合というのは、
翌年にトレードを一度もしていなければ確定申告をしなくていい。
回答
①✖ 義務はない ②✖ 国内口座の利益が雑所得で申告分離課税
③✖ 課税対象となるのは、決済して確定した利益の為替差益とスワップポイント
④✖ 3年間は一度もトレードをしていなくても確定申告はしなければならない
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