メッシです。
意外と起こりうる連敗トレード。実際のところ連敗(2回以上の負け)はどのくらいの確率で起こるのでしょう?
今回は連敗確率と計算方法について解説していきます。
目次
トレードは確率変数である
トレードは確率変数であるということが言えるのですが、Wikipediaによると確率変数とは確率論並びに統計学においてランダムな実験に拠り得られる全ての結果を指す変数のことを言います。
少しわかりづらいですので例を出して説明します。
例えばトレードの勝率が80%の人は10回中2回は負けるということになりますが、10回のトレード結果が必ず8回勝って2回負けるというようには決まってはないわけです。10回トレードをしたら7回勝って3回負けることもあるでしょうし、9回勝って1回負けの時もあります。
トレード回数が100回であれば、同様に必ず80回勝って20回負けるということではありません。
つまりきっちり8割勝つというわけではなく、多少のばらつきがあるということです。
当たり前のことかもしれませんが、トレード結果は事前に知ることができませんし、トレード総数が増えていけば勝率が8割により近づいて行くというように言い変えることができます。
そういったことからトレード結果は、勝率という規則に従って繰り返し行われた結果決まるわけで、一回一回のトレードは利確になろうが損切りになろうが確率変数によって現れる結果にすぎないことになります。
知っておくべき連敗確率とは?
では先程の話からすると、淡々とトレードをすれば勝率が50%以上であるなら利益は積み上がっていくはずです。
しかし、利益が積み上がるといってロット(取引枚数)を上げて資金管理をずさんにしていると、利益が積み上がる前に連敗によって資金が枯渇してしまう可能性が十分にあります。
連敗が頻度的にそう多くはないと感じるかもしれませんが、意外と起こりうる(連敗数が多くなればなるほど確率は下がりますが)んですね。
では、連敗数による連敗確率がどの程度の確率で起こるのかというと、それは計算式によって算出することができます。連敗する確率は以下の計算式ににります。
勝率αでn連敗する確率
連敗確率=(1-α)ⁿ
実際に数字を当てはめて計算してみましょう。
例えば勝率が70%の場合、3連敗する確率はどのくらいあるのかというと、計算式に当てはめて算出することが可能です。
勝率αでn連敗する計算式は連敗確率=(1-α)ⁿなので、勝率70%で3連敗する確率は(1-0.7)×(1-0.7)×(1-0.7)=0.027で2.7%になります。
意外と2.7%と聞くと少ないと思うかもしれませんが、これは誰でも100回トレードすれば3連敗する確率は2回はあるということになり、別の視点で見れば100人中2.7人が3連敗することになります。意外と多いというのがわかると思います。
では次に勝率が60%で5連敗する確率はというと、先程と同様に計算式に当てはめて算出してみましょう。
連敗確率=(1-α)ⁿなので
(1-0.6)×(1-0.6)×(1-0.6)×(1-0.6)×(1-0.6)=0.01024で1.024%になります。
100回トレードすれば5連敗する確率は1回はあるということになり、100人中1人が5連敗するので、自分自身にも起こる可能性は高いと言えますよね。
まとめ
今回は連敗確率に関して解説してきましたが、自身のトレード勝率を把握していれば何連敗するのかを知っておくことができます。
連敗確率を把握しておくことで、連敗してしまった時に「意外と誰にでも起こりうること」だと考えてることができれば、メンタル的な問題を引き起こさずに済むかもしれませんね。
自身のトレード勝率でn連敗する確率はどのくらいあるのかを是非計算してみて下さいね。
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