メッシです。
人間であれば誰でも何かしようとする時、「さぁ、やるか!」的な心の準備をしますよね。
しかし、気分を上手く切り替えられない方も多いのではないでしょうか?
今回は、瞬間的に自分を望ましい状態にするアンカリングについて触れていきます。
目次
自分を最高の状態にするアンカリングとは?
アンカリングとは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感に意図的に外部から脳に刺激を与え、特定の感情や反応を引きおこすプロセスを作ることです。
この説明では想像しずらいかもしれませんので、例を出して説明しますね。
例えば懐メロを聞くことで昔のことを思い出して懐かしいという感情になったり、昔別れた交際相手の写真などを見て複雑な感情になってしまったりなど。こんな経験をいちどはしたことがあるかと思います。
これらは聴覚や視覚からの情報がアンカリングとなり、懐かしいといった特定の感情が引き起こるようにインプットされているからです。
また、行動を起こすことによっても特定の感情が引き起こされます。
イチロー選手がバッターボックスに入る時や入った後の動作が良い例なのですが、必ずいつも同じ足から踏み出してバッターボックに入り、打席に立った後も同じようにいつも同じ側の手を前に出して準備をしますよね。
この動作をすることによって良いパフォーマンスを出せる感情の状態を意図的に作っているわけです。
このようにアンカリングは、特定の情報や行動によって自分の中に自分を変えるスイッチを作ります。
そのため、いつでもあらゆる状況で用いることができるんですね。
アンカリングはもちろんトレードの時にもアンカリングを使うことができます。
アンカリングを利用する上で知っておくこととは?
アンカリングは、過去に経験した感情や体験が強ければ強いほど強力になります。
そのため望ましい状態を作る時に、過去に経験や体験した理想の状態が弱ければアンカーがかかりにくくなりますし、逆に経験や体験が強ければアンカーがかかりやすいと言えます。
そして、アンカリングをするのに引き金となる刺激や行動というのは、いつでも正確に再現できるものに設定する必要があります。大声を出すとか大きいガッツポーズをするなどといったものでは、人前でできない状況があったりしますので。大声を出すことをアンカリングにしてしまったといたら、人前でセミナーをするといった時などに緊張状態をほぐすことができません。
そのため、人前でもアンカリングすることができる再現性のあるものにする必要があります。
ちなみに私のアンカリングするための刺激の入れ方は、マウスをクリックするように「右手の人差指で左手の甲を触る」という動作にしています。
アンカリングの手順とは?
※ここではアンカリングを右手の人差指で左手の甲に触れるものとします
1 自分が得たい理想の状態や感情を思い出し、どうなりたいのか決めます
2 その時の体験を視覚(何が見えるか)や聴覚(何が聞こえるか)、体感覚(何を感じるか)で具体的にイメージします
3 イメージの中での感情が、ピークに達する直前で右手の人差指で左手の甲に触れます
4 感情がピークに達したら右手の人差指を離します
5 一度ブレイクして気分をリセットします
6 1~5を何回か繰り返し、アンカーを強化しましょう
7 アンカリングの動作によって望ましい状態になれるかチェックします
8 嫌なことを思い出してその状態でアンカリングを行い、望ましい状態を引き出すことができれば成功です。
始めは中々アンカリングによって望ましい状態を引き出すことができないかもしれません。
何回か練習することによって段々とアンカリングができるようになりますので、是非メンタルが崩れてしまった時や何かに取り組む時に感情をうまく切り替えられるよう、アンカリングに挑戦してみて下さい。
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