FXで長期足と短期足を連動させるチャートの見方とは?迷わないために押さえておくポイント

この記事は4分で読めます

メッシです。

 

長期足と短期足を混乱せずに分析してトレードにこぎつけるには、ある程度慣れが必要になってくると思いますが、長期足と短期足を連動させるにはポイントがいくつかあります。

 

ということで長期足と短期足を連動するポイントについて解説していきます。まずは長期足と短期足を連動させるために、前提として知っておくことを押さえておきましょう。

目次

長期足と短期足の考え方とは?

長期足と短期足のトレンドの特徴について

長期足のトレンドの特徴として知っておくべきことは、ファンダメンタルズが方向性を決定づけているということが事実としてあります。

 

このファンダメンタルズが作り出す長期足のトレンドは”メジャートレンド”と言われ、継続性があって強い勢いを持っているんですね。

※ファンダメンタルズが偏っているからトレンドが発生する要因となるわけです

 

メジャートレンドとは対照的に、短期足のトレンドは継続性と威力が弱く、メジャートレンドと比べるとブレイクと転換の発生する回数がはるかに多くなります。

 

こういった要因からメジャートレンドの方向に合わせてトレードをすることが、楽に利益を上げることができるということになると思うのですが、相場には常にトレンドが発生しているわけではなく、むしろトレンドレスの方が割合的に多いと言えます。

※トレンド相場が3割、レンジ相場が7割

 

 

長期足は短期足を支配している

長期足と短期足のトレンドの特徴について説明しましたが、トレンド相場であろうがトレンドレス相場であろうが長期足の環境は短期足の環境を支配しているという事実があります。言い方を変えると長期足の方向性に短期足は最終的に吸収されてしまうので、長期足の方向性には逆らうことができないんですね。

 

例えば4時間や日足といった長期足がダウントレンドの場合、5分や15分といった短期足がアップトレンドであっても、転換して下げやすくなります。なぜなら長期足がダウントレンドなので、陰線率が高いことから長期足は陰線で確定する可能性が高くなるんですね。そのため短期足もその日の寄り付きよりも下で引ける可能性が高いわけです。

※寄り付き:国内の証券取引所で午前9時から始まる最初の売買のこと

 

 

長期足と短期足を連動するための見方とは?

全時間足が同じ方向であれば、時間足を切り変えても迷いは無いと思います。方向が全て一緒ですからね。

 

なので、ここでは長期足と短期足の方向性が違う場合の連動の仕方で話を進めていきます。一筋縄ではいきませんが、長期足と短期足を連動するための見方を押さえていきましょう。

 

 

トレンドを把握する

長期足(4時間足)はアップトレンドなのに短期足(5分足)はダウントレンドで方向性が違う…そういう状況を目にすることが多々あると思います。

 

こんな状況ですね。

H4は安値と高値を切り上げてきているアップトレンドで、M5は安値と高値を切り下げてきているダウントレンド。

 

H4

長期足と短期足の連動H4

 

4時間足の押し目(グレーで色付けしたポイント)を5分足で見ると

 

M5

長期足と短期足の連動M5

 

一見複雑に見えてしまうかもしれませんが、これは単純に5分足のダウントレンドの部分が4時間足の押しの部分というだけであって、何も複雑に考える必要はないわけです。

 

複雑に考える必要はないといっても、単純に5分足で安易に売りで攻めるというのは危険ですよ。

※売るな!ってことではなく、安易に売るのは危険ということです

 

なぜなら、どうしても4時間足の方向が上なので上昇の勢いが強い状況です。なので、ある程度5分足で下落すると、どこかのポイントでまた買いが入りやすくなります。買いが入ってくると5分足では、転換となってまた上昇する環境に変化するわけなので、5分足のダウントレンドに安易に付いて行くのは、負けやすいということになるのです。

 

 

サポート&レジスタンスを把握する

短期足の方向性が長期足の方向と違う場合、短期足の流れに安易に付いて行くと危険であるということを説明しましたが、相場では長期足と短期足の方向が違う状況が頻繁に見られます。

 

そういう状況でトレードするには

・長期足の方向と短期足が同じ方向になる所を狙う

・長期足の方向に逆らって短期足の方向で狙う

が戦略的に考えられると思います。

 

 

先程はチャートを見てトレンド(方向性)にフォーカスしていましたが、その他に長期足のサポート&レジスタンスを確認しておく必要があります。

※長期足がアップトレンド、短期足がダウントレンドで話を進めます

 

 

・長期足の方向と短期足が同じ方向になる所を狙う場合

長期足の方向に付いて行くとしたら、アップトレンドなので買い場を探すと思うのですが、その買い場の目安として長期足のサポートやレジスタンスを判断に使うわけです。

※ここでいう長期足のサポートやレジスタンスは水平線だけでなく、トレンドラインやMA、ボリンジャーバンドも当てはまります

 

長期足で価格が止まる根拠がある所のサポートまで落ちてきたとしたら、サポートされるか下に抜けていってしまうかどうかは相場の状況次第なので分かりませんが、環境としては長期足の環境がアップトレンドなので、反発して上昇する可能性が高くなります。

 

つまり短期足はダウントレンドという状況ですが、長期足のアップトレンドの環境下にあるわけなのでトレンド転換して上昇して行く可能性が高いという傾向にあります。

 

 

先程のチャートでのトレード場面になりますが、4時間足の-1σがスクイーズしてきている状況でサポートになっているチャート。

2016.7.13.H4.

 

執行足の5分足は長期足のトレンドに戻る場面

2016.7.13en

①で安値を切り上げ②で高値を切り上げ、矢印の足でMAで支えられたのを確認してロングした(長期足の方向と短期足が同じ方向になる所を狙った)トレード。

 

 

・長期足の方向に逆らってトレードする場合

長期足のトレンドに逆らってエントリーして行く場合は短期足のトレンドフォローをしていくことになると思いますが、上位足に逆らっているのでいつ短期足のトレンドが転換してしまうのかは分かりません。

 

しかし、抵抗となる長期足のサポートまで押しが入る可能性があるわけなので、短期足で長期足のサポートまでを狙いに行くという戦略は立てられます。(もちろん長期足のサポートの手前で折り返して上昇してしまうことも多々ありますが)

 

 

まとめ

どういったスパンの時間足を見ていてもトレンドに逆らう動き(押しや戻しといったリトレース)は必ずあるのですが、一般的にこういったトレンドに逆らった動きは利益を確定する人がポジションを閉じたり、相場の行き過ぎた動きに関係しています。

 

一方的に上げ続けたり下げ続けたりする相場は無いのはこういった背景があるからなんですね。

 

長期足と短期足を連動してトレードへとこぎつけるには、

・トレンドを確認して方向性をチェックする

・サポ―ト&レジスタンスを確認する

の2つは最低限見るようにしましょう。

 

長期足と短期足で方向性が一緒の場合は、迷いがそこまでないと思いますが、時間足を切り替えると大体方向性はバラバラです。

 

そのため、長期足と短期足の方向性がバラバラの場合でエントリーして行くには

・長期足の方向に逆らって短期足の方向で狙う

・長期足の方向と短期足が同じ方向になる所を狙う

といった選択肢になると思いますが、どちらが自分に合っているのかといった相性もありますね。

 

相場環境に合わせて目線を上手く切り替えてトレードしていきましょう。

 



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