トレンド転換の特徴や性質とは?FXで自分に合った違う展開の反転を判断するための見分け方

この記事は3分で読めます

メッシです。

 

「下落から上昇への転換の展開」「上昇から下落への転換の展開」を比較すると、トレンド転換の仕方にはそれぞれ異なった性質や違いがあることに

気づくのではないでしょうか?

 

トレードでトレンド転換を狙う際、それぞれのトレンド転換の特徴や性質の違いを押さえておくとどちらのトレンド転換が自分にとってトレードしやすいのかを把握しておくことができます。

 

ということで今回はトレンド転換の展開の違いについて触れていきますが、まずはトレンド転換の特徴や性質から見ていきましょう。

目次

トレンド転換の特徴や性質は?

トレンド転換について考えてみると、”転換する方向によるエネルギーの違い””下位足の波から上位足の波へ波及する”といった特徴や性質があります。

 

では、どういうことなのかその2つを見ていきましょう。

 

 

トレンドを転換させるエネルギーの違い

下のチャート(AUDUSDの日足)を見てみると…

転換日足の考察

 

直近(チャートの右の方)はアップトレンドに転換していますが、ここ数ヶ月にわたるダウントレンドに比べると劣勢であることは明らかです。

 

ここでこのチャートの直近のトレンド転換を考えると、ダウントレンドを打ち破ってアップトレンドに転換していくためには、直近の小さなアップトレンドから再びダウントレンドに戻るよりもはるかに大きいエネルギーが必要となります。

※上のチャートは日足(長期足)ですが、この概念は中期足でも短期足でも同じことが言えます

 

つまり、元々のトレンドから逆の方向にトレンドに転換するよりも、元々のトレンドに回帰する(戻る)方がエネルギーを必要としないということですね。

 

 

トレンド転換は下位足から上位足へと波及していく

小さい時間足になればなるほど1日に何度もトレンドの発生と消滅を繰り返しているのですが、トレンド転換は小さい時間足から起こり、段々大きい時間足のトレンドに波及していきます。

 

イメージはこんな感じです(転換の代表的なパターンのダブルボトムが出現するという体で)

青が短期足赤が中期足、黒が長期足

転換の波及

 

上の図からわかるように、まずは小さい足から転換が起こり、徐々に大きい時間足へと転換が波及していきます。

 

しかし、小さい足(短期足)から徐々にトレンド転換が波及していくと言っても、長期足のトレンドの方向を変えることに繋がる短期足のトレンド転換は少ないと言えます。トレンド転換が下位足から徐々に始まっていくということに変わりはないのですが、長期足のトレンド転換に波及していくための短期足のトレンド転換はノイズが多く重要性を持たないトレンド転換も多く含んでいるということを理解しておかなければなりません。

 

なぜこういったノイズが発生するのかというと、上位の時間足ほど見ている相場参加者が多いという事実があるからですね。

 

 

このようにトレンド転換には、「転換のエネルギーの違い」「下位足の波から上位足の波へ波及する」といった特徴や性質が存在します。

 

では、次に「下落から上昇」と「上昇から下落」の転換の展開の違いについて見ていきましょう。

 

 

「下落から上昇へ」と「上昇から下落へ」の転換の展開の違いとは?

一般的にトレンド転換の特徴として「下落から上昇へのトレンド転換」よりも「上昇から下落へのトレンド転換」は、スピードが速く展開が早いという特徴があります。

※絶対そうなるということではなく、そうなる傾向が多いということです

 

実際にチャートで見てみましょう。

 

上昇から下落への転換の展開

上昇から下落への転換例

 

下落から上昇への転換の展開

下落から上昇への転換例

 

上のチャートを見比べて見ると、

・ローソク足の長さ

・それまで動いた幅を打ち消す時間

などに違いがあるのを確認できると思います。

 

 

ローソク足の長さの違い

まず”ローソク足の長さ”から見ていくと、「下落から上昇への転換」の場合はローソク足1本1本が短く慎重に足場を固めながら上昇しているのに対し、「上昇から下落への転換」の場合は、ローソク足が長く(全てではありませんが)、大陰線を作りながら下落しているのが確認できます。

 

 

それまで動いた幅を打ち消す時間の違い

次に、”それまで動いた幅を打ち消す時間”を見てみると、明らかに「下落から上昇への転換」よりも「上昇から下落への転換」の方がローソク足1本1本の動いている幅が大きいというのが目視できると思います。つまり、「上昇から下落への転換」はそれまで上昇してきた幅を短い時間で打ち消しているのに対し、「下落から上昇への転換」の場合は多くの時間を使っているということです。

 

 

トレンド転換の展開の違いから自分に合った方を選ぶ

このように「上昇から下落」と「下落から上昇」の2つの転換には、それぞれ展開の早さに違いがあり、その特徴から自分に合った方を選ぶことでトレードを有利に進めることができます。

 

ポジションを長く保有するのが苦手な場合(例 レートの上げ下げに一喜一憂してしまう)、決済までの保有時間が少なくなるので「下落から上昇への転換」を狙うのではなく、「上昇から下落への転換」だけに狙いを定めるというのも戦略の1つです。

 

逆にポジションを長く保有するのが苦ではない場合、「下落から上昇への転換」を狙うことでゆっくり足場を固めて上昇しやすいので上下にレートがぶれないトレードがしやすくなります。

 

 

まとめ

今回解説した2つのトレンド転換の違いは、あくまで”傾向が多い”ということであって「下落から上昇への転換」の展開が早い場合もありますし、「上昇から下落への転換」の展開がゆっくりの場合ももちろんあります。

 

しかし、私の経験上「上昇から下落」と「下落から上昇」では、保有時間やローソク足の形成などがやはり違うと感じていますので是非検証して頂いて確かめてみて下さいね。どちらが自身に適しているのかというのは好みもあると思いますが、トレード記録を元にどちらが自身に合っているのか?トレンド転換に狙いを定めてもらえればと思います。

 



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