メッシです。
トレードをする際は、マルチタイムフレーム分析で上位足の方向性を確認して下位足でタイミングを取ると思いますが、上位足にトレンドが出ていた場合は下位足でどのようにタイミングを計っているでしょうか?
今回は長期足のトレンドに短期足でエントリータイミングを合わせるということでトレード事例を交えて解説していきたいと思います。
目次
長期足のトレンドフォローを短期足でタイミングを取る
あたりまえの話なのですが、長期足というと日足であれば作られるローソク足は1日に1本ですし、4時間足では1日に6本です。そのため長期足にトレンドが出ていてトレンドフォローをする場合、長期足でエントリータイミングを取るのは中々難しいところですよね。
1日に作られるローソク足の本数が少ないと見る回数が少なくて済む分、エントリータイミングを細かく拾える情報は少なくなります。そのため下位足に落としてエントリータイミングを取る訳なのですが、私の場合はパターンを探すようにしています。
下位足で探すチャートパターン
下位足でエントリーするパターンは私の場合は大体3つです。
※長期足がアップトレンドのリトレース中で、リトレースが終わってアップトレンドに回帰するという体で話を進めていきます
下位足にトレンドが出ている場合
長期足がアップトレンドのリトレース中ということは、下位足ではダウントレンドが発生して落ちてきていることが多く、下位足のトレンド転換を狙うタイミングが長期足のリトレースが終了してトレンド方向へ戻るタイミングであると判断します。
下位足の転換を狙うパターンは主に①と②が多いです
下位足にトレンドが出ていない場合(レンジの場合)
長期足がアップトレンドのリトレース中は、下位足で見てみるとレンジになっているケースも多く見られます。下位足のレンジブレイクを狙うタイミングが長期足のリトレースが終了してトレンド方向へ戻るタイミングであると判断します。
下位足でレンジブレイクを狙うパターン
今回はこの下位足のレンジブレイクで長期足のトレンドフォローのタイミングの取り方を詳しく解説していきます。
トレード事例
今回のトレード事例は長期足のリトレースが終了したと判断して、長期足(4時間足)のトレンド方向に戻っていくところを短期足で狙ったトレードになります。
まずはマルチタイムフレーム分析をして長期足の環境から見ていきましょう。
マルチタイムレフレーム分析
マルチタイムフレーム分析といっても、「水平線がどこに引けるか?」というサポートやレジスタンスを探す縦軸の分析だけでなく、「ボリンジャーバンドの開き具合やMAの角度はどんな感じなのか?」といった横軸の分析や「今はトレンド相場なのか?」といったトレンドの有無も見るようにしています。
では、実際に今回のトレード事例を長期足の日足から見ていきましょう。
日足
日足を見ると、2度サポートされた価格帯(赤い四角)から上昇して来ているところで、ボリンジャーバンドの+2σ付近にレートが位置しているのをチャートから見ることができます。
それに加えてMAは水平であると確認することができます。MAが水平時は±2σでレートが抑えられやすい特徴がありますので、日足ベースではここから下落することも選択肢の1つに可能性として考えられます。
4時間足
4時間足ではダウントレンドから転換して波形を描きながらアップトレンドで上昇してきているところです。
現在レートは直近高値(青い四角)を試しに行こうとしているところですね。
1時間足
1時間足を見ると2度レジスタンスされた(黒い四角)価格帯でレジサポ転換し、4時間足のアップトレンドへと戻ろうとしている状況になります。
※レジサポ転換と言っても実際にはレジサポ転換のラインに届いていません(黒丸を参照)「届いてないからまた下を試しにくるのでは?」と判断する方もいるかもしれませんが、下位足の30分足や15分足に落とすと上目線の判断ができます
30分足
30分足を見ると黄色で色付けしたレンジ帯を上にブレイクアウトし、再びレンジ上限まで戻って来てレジサポ転換で陽線をつけ始めているところです。確定まであと15分ありますが、第2波で上昇していこうかというように見ることができます。
その他に30分足で注目したのが、MAで価格が止められて反発している(緑の四角)状況です。
※このポイント(緑の四角)はMAで支えられた他にレンジ上限でレジサポ転換のラインと合致して根拠が2つ重なりますね
MAを活かした相場の見方とMAを活かした鉄板トレンド転換手法の記事でも解説していますが、トレンドが発生するのはどこかの時間足のMAを起点に発生する傾向があります。
そのため、30分足のMAからトレンドが発生すると仮説を立てて短期足でエントリータイミングを取る流れになります。
エントリー
下のチャートがエントリー直後(陽線確定でエントリー)のチャートです。
先程”30分足のMAからトレンドが発生すると仮説を立てて”と解説しましたが、30分足の確定を待つ前に15分足に落としてロングエントリーしています。
※レンジ上限に引いた赤いラインに一度潜っていますが、エントリー足の陽線は再び赤いラインを超えて確定していますよね
エグジット
今回のエグジットは4時間足の直近高値付近を目標にし、そのポイントを短期足の5分に落として細かく見ました。4時間足がアップトレンドなので4時間足の直近高値を超えて行くことも十分予測はしていたのですが、とりあえず安全にということで直近高値手前で利食いをしています。
まずは4時間足の直近高値(青い四角)を見てみましょう。
4時間足
この青い四角だけでは細かい情報が拾えないので、この部分を5分足に落とします。
5分足
利確目標に設定したポイントが赤いラインの価格になります。
この価格(オレンジ色の四角)から下落が動意づいて5分足ではダウントレンドが発生しています。なので、レートがここまで上昇して来たら一旦跳ね返される可能性があるとの判断から利確目標としています。
その後…
利確目標に考えた価格からちょっと手前に指値を設定しています。
決済時
エグジット後の4時間足チャート
まとめ
今回は4時間足のリトレースが終了したところを、下位足のレンジブレイクアウトから4時間足のトレンド方向へタイミングを取ったトレード解説になります。結果的には4時間足の直近高値を超えてアップトレンド継続となりました。
重要なのは”しっかりとルールを守ってトレードができたかどうか”なので、利を取りこぼしたというように考えないようにしましょう!またエントリーし直せばいい話なので。
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こんばんは。
いつも大変わかりやすいブログ
ありがとうございます。
特に、上位足から下位足まで
順々に落としていく
丁寧な環境認識と
エントリーポイントの解説が
とてもわかりやすく
参考にしています。
今後とも応援しています!
しのっぷさん
参考にして頂いて光栄です。
わかりやすくお伝えできることを心がけておりますが、
もしわかりにくいところなどありましたらいつでもお気軽にご質問下さいね。
また、応援有難うございます!
更新の励みになります!!
わかりやすい解説をありがとうございます。
何回か見直して実践できるようにしたいです。