メッシです。
チャート分析の際、通貨ペアや時間足によって違いますが、1つの通貨ペアには数本サポートラインやレジスタンスラインが引けると思います。
しかし、ラインを引いただけではチャート分析としては不十分です。なぜならそれらのサポートラインやレジスタンスラインには強弱(優位性の順位)があるからなんですね。
では、自分自身で引いたラインの強弱はどのように判断をするのでしょう?
※サポートやレジスタンスの基礎知識はサポートとレジスタンスが機能する理由は?をご覧下さい
ということで今回はサポートとレジスタンスの強弱(優位性の順位)とは?について解説していきます。
目次
どこが一番強いサポートとレジスタンスですか?
まずは下のチャートを見て頂きたいのですが、単一時間足の見えている範囲だけで現在レートから上と下に数本ラインが引ける時があります。
では、上のチャートに引いたサポートラインやレジスタンスラインの中でどのラインが一番強い(優位性が高い)と思いますか?
なぜこんな質問をするのかというと、強いラインで待ち構えていれば優位性が高く負けにくい価格帯になるからです。
では、強いラインと弱いラインの見極め方はどう判断していけばいいのか、強弱のポイントを押さえていきましょう。
サポートとレジスタンスの強弱について
サポートやレジスタンスの強弱を考えると
・止められている回数による強弱
・時間足の強弱
などがあります。
止められている回数による強弱
何度も止められているほど強いサポートとレジスタンスになります。何度も止められていれば相場参加者も当然意識しますので。
※具体的に何回かというのは正解がありません。
しかし、いくら機能して強いといってもいつかはブレイクアウトして抜かれる時が来ます。
ちなみにサポート(レジスタンス)をブレイクしたからといってすぐにその方向へポジションを持つのは危険なので止めましょう。
こういうことになります….
サポートを割って下にブレイクしたと思ったら逆の方向へ…
これは”だまし”と呼ばれる状態ですね。
※だましについてはだましとは?騙されないための見方をご覧ください
話を戻しますが、1~2回レートが止められているラインよりも上のチャートのように何度も止められているラインであれば視覚的にもわかりやすく、再度止められるだろうという意識や安心感が市場心理として表れてきます。
そのため何度も止められているラインは強いラインと意識されて優位性が高くなるわけですね。
時間足の強弱
サポートやレジスタンスの強弱のもう人るの判断として大きい時間足になればなるほど強いサポートやレジスタンスになる(※1分足<5分足<…<4時間足<日足<…)ということを押さえておきましょう。
これは上位足ほど見ているトレーダーが多いことに加えて上位足は下位足の動きの集積ということから言えます。
※上位足と下位足の強弱や上位足は下位足の集積の考え方については、マトリョーシカから学ぶ上位足と下位足の考え方のコツとは?をご覧ください
このようにサポートやレジスタンスの強弱は、止められている回数が多い所や上位足のラインが引ける所ほど強いということになります。
こういう場合のサポートとレジスタンスはどこが強いのか?
ちなみに単一時間足だけを見て複数回止められているラインが引けない場合は、その時間足だけ見てもどこが強いかわかりません。
そういう場合は上位足の意識されている所と重なる所が強いポイントになります。
図で見てみましょう。
現在レートが下の✅の所にあるとします。
数回以上止められている所が無く、AとBでどちらが強いサポートになるのか考えた時に、Aのサポートが上位足でも引けるサポートラインだとしたらB<Aになります。
※B<AでもAまで落ちてくる保証はなく、Bで反転することもあります
また、何回も止められている所があったとしても、すぐ近くに上位足で引けるラインがあった場合はそちらの方が強いラインになります。
図で見てみましょう。
下の図が仮に5分足のチャートだとして✅にレートがいるとします。
Bは4回レジスタンスになって止められているので、強いレジスタンスラインのように思えます。
しかし、すぐ上に長期足で引けるレジスタンスライン(A)があるとしたらB<Aになります。
※B<AでもAまで上昇して来る保証はありません。そのためBで反転してしまうこともあります
このようにレジスタンスラインやサポートラインには強弱があり、強いラインで待ちかまえていれば優位性は高くなりますがそこまでレートが来る保証はありません。
そのため強いサポートラインやレジスタンスラインまでレートが来なくても、チャート上で起こっている事実に基づいてトレードすることが重要になります。
まとめ
サポートラインやレジスタンスラインの強弱を判断することで、勝率の上がる価格帯で勝負することができます。やはり一番強いラインでトレードすることが勝ちやすいですからね。
一番強いラインまでレートが来る保証はありませんが、来なかったら来なかったで次のチャンスを探せばいいだけです。
ラインの強弱を知らずに節に来る度に何度もエントリーしていたとしたら、損切りを何回も連発してしまうことに繋がりますので、強弱の見極めをしっかりと判断していきましょう。
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