メッシです。
長期足の方向に沿ってトレードする方が利は伸ばしやすいですし、楽にトレードはすることができますが、いつも長期足の流れに沿ってトレードができるかというと、中々いつもそういうわけにはいきません。
上位足の流れに戻るまで待っているよりも、上位足の流れに反してリトレースを狙いに行った方がチャンスの時もあります。
今回は上位足の流れに反したトレードをトレード事例で解説していきます。
※動画はリアルトレードではなく、エグジット直後から録画したものになります。なので、記事で保有時のキャプチャ等を載せていますので、動画と記事を併用して読んで頂ければと思います。
目次
トレード事例
今回のトレード事例は2017.5.22のEURUSDです。
上位足の流れに反し、下位足で上位足のリトレースを一旦抜きに行ったトレードになります。
まずは上位足の日足の状況から見ていきましょう。
上位足のマルチタイムフレーム分析
日足
日足を見るとアップトレンドであり、チャートの左側に情報(レジスタンスなど水平線を引ける価格帯)が無く、日足を見ただけではロングで付いて行く方が良いと判断できます。
※次の4時間足~30分足はエントリーしてしまっているチャートになりますが、エントリーの根拠は後ほど解説しますので気にせず見て下さい
4時間足
4時間足も日足と同様にアップトレンドで、左側に情報がありませんので、ゆえに4時間足を見てもロングで考えたいところです。
1時間足
1時間足もアップトレンドですので、下位足に落として買うタイミングを探したいところですね。
エントリー執行足の分析
今回のトレードのエントリー執行足は30分足になります。
先程、上位足のマルチタイムフレーム分析をしたところ、買いで付いて行く方が楽にトレードできる印象を受けましたが、30分足を見ると一旦リトレースが入るチャートパターンをしていたため、ショート狙いに変わりました。
上のチャートを見て目線の切り替えが分かった方もいれば、いまいち分からない方もいると思うので、エントリー足の解説に入る前にこの30分足をまずは分析してみましょう。
まず下のチャートを見て下さい。
今日(2017.5.22)が月曜日で、②でギャップダウンして始まっています(ギャップダウンに関してはこちら)。
上のチャートを分析すると、私の見立てでは①と②でサポレジ転換をしており、ピンクのラインは①と②のサポレジ転換のラインになります。
また②は窓空けで値が飛んでいますが、陽線を付けて上昇してきているのでMA反発もしていると判断します。
②のMA反発から先週金曜日の高値(③)を試しに行きましたが、④で③の高値を更新することができずに②の安値を下割れしたところで、③が左肩、④が右肩のWトップが形成されたわけです。
つまり短期的には転換のチャートパターンが出ており(きれいな形ではありませんが)、一旦下落する可能性があることをチャートが示唆していると判断できます。
エントリー
先程の30分足の解説から、ネックラインまでレートが戻って来て反発すればショートエントリーのタイミングになります。
エントリー足はチャート内の矢印(MAを上抜けするもひげで引かされた足)の陰線確定でショートしています。
ここで注意して頂きたいのは、チャートパターンが出たからといってやみくもにエントリーしていいというわけではありません。
今回のケースは根拠が2つ(サポレジ転換ラインで反発している、MAでサポレジ転換している)あることに加え、ダブルトップの右肩が新値更新できていないことなど複合的に考慮して判断しています。
エグジット
エグジットは1.11653でエグジットしています。
下のチャートはエグジット直前のチャート
まずは下のチャートを見て下さい。
1.11653でエグジットした根拠は3つあります。
1つ目:上位足がアップトレンドであるため、また上位足の流れに戻る(上昇する)可能性があるため長く保有したくない
2つ目:Aで2度レジスタンスされているため、またこの価格帯まで落ちて来たら反発して上昇する可能性がある
3つ目:Bでボリンジャーバンド-3σを突き抜けているため、反発して上昇する可能性がある
その後
予測した通りエグジットしたポイントから上昇が入っていますね。
まとめ
冒頭でも触れたように、長期足の流れに乗ってトレードする方が楽にトレードすることができますが、いつも上位足の流れ沿ってトレード場面があるのかと言うとそうではありません。
上位足の流れに沿うまで待つよりも、一旦のリトレースを取りに行くチャンスがある場合も往々にしてあります。
本来、上位足の流れに逆らってトレードするのであれば、上位足のレジスタンスを背にショートポジションを保有した方が勝率は上がりますが、チャートの左側に情報が無い状況でショートを狙う場合、根拠が弱いトレードになってしまいます。
そういったことを踏まえて上位足の流れに反してトレードするの場合、欲を出さずにあまり利は引っ張らないでエグジットすることが賢明です。
いつ方向転換して上位足の流れに戻るかわかりませんし、含み益が損切りになってしまうことほど悲しいことはありませんので。
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