FXの過去データから鉄板パターンを身に付ける検証の仕方

この記事は5分で読めます

メッシです。

 

今回は頂いているご質問にお答えしていきます。

まずは頂いたご質問から。

T.Y.さん

自分の鉄板のパターンが無く、いつも自信を持ってエントリーできず悩んでいます。

メッシさんがどのようにして鉄板パターンを自分のモノにしたのか、モノにするまでの検証方法や取り組み方などを差し支えなければ教えて頂けませんか?

お時間のある時で構いませんのでよろしくお願い致します。

メッシ

T.Y.さんありがとうございます。

確かにトレードするのであれば、自分で自信を持てる鉄板パターンがあった方がいいですよね。

 

ということで今回は、鉄板パターンを身に付けるまでの手順(検証方法や取り組み方)についてお答えしていきますね。

鉄板パターンを身に付けるまでの手順

検証方法や取り組み方は色々あるのでプロセスは1つではありませんが、私の経験上1つの場面を多く見なければ鉄板パターンは身に付きません。

 

これから解説する手順は、あくまでも私が鉄板パターンを身に付けたプロセスになりますので、これが正解ということではありません。

アナログな方法になるので、この方法が自身にあってないと感じる方もいるかもしれませんが、1つの選択肢として読み進めて頂ければと思います。

 

手順を説明しておくと以下の手順になります。

① 相場の数ある場面の中から1つの場面に絞る

② 絞った場面を過去チャートからたくさん探す

③ 特徴を探し出して分類分けする

④ 分類分けしたものから頻度が多いものを記憶する

⑤ 実際にチャートを動かして確認する

 

この手順だけではいまいちわからないと思うので、手順ごとに分けて詳しく解説しますね。

 

 

相場の数ある場面の中から1つの場面に絞る

まず鉄板パターンを身に付けるにあたり、自分自身で「どの場面の鉄板パターン」をモノにしたいのかということをはっきりさせなくてはなりません。

なぜなら、はっきりと場面を絞ることで1つの場面を集中して見ることになるので、その場面の特性が見えてくるからですね。

 

 

場面の絞り方ですが、相場は「トレンド」か「レンジ」のどちらかになるので、そのどちらのどういう状況を選択するのかが場面を絞ることになります。

 

具体的に説明すると、要するに「トレンド」・「レンジ」と言っても、色々な状況があります。

トレンドを選択するのであれば、”第2波”に絞るのか”第3波以降のトレンド継続”に絞るのか、もしくは”トレンド転換”に絞るのかということであり、レンジを選択するのであれば、”レンジ内の逆張り”に絞るのか”レンジブレイク”に絞るのかなどということです。

 

わかりやすく図で見るとこういう状況ですね。

こういった場面のどの場面に絞るかをまずははっきりさせましょう。

※例として挙げた意外にも場面はもっと細分化できるので、他にも場面は増えてくると思います

 

 

まずは自分自身でどんな場面に絞りたいのか、トレード記録を見直して相性がいい場面を把握しましょう。

 

 

絞った場面を過去チャートからたくさん探す

自身に合った場面を絞ることができたら、次は過去チャートからその場面をたくさん探し出します。

※1 私の場合は過去に「トレンド転換」に絞ったので、トレンド転換を選択したということで話を進めていきます

※2 チャートの形状を知りたいだけなので、時間足はどの時間足でも構いません

 

 

複数時間足からトレンド転換をしている場面のチャートをとにかくたくさん集めます(転換を示唆するwトップやwボトム、三尊や逆三尊、また、チャートパターンが無いものなど)。

大変ですが、目安としては100場面くらい集めましょう。

 

 

今回は例としてWトップのチャートを挙げます。

ダウンロードはこちらから ⇒ wトップの過去チャート

 

 

特徴を探し出して分類分けする

過去チャートから場面を探し出したら、今度は特徴を探し出して分類分けしていきます。

 

分類分けといっても、自身で気付いた特徴に基づいて分類分けをするので、正解があるわけではありません。

そのため、特徴を探し出してパターン化をする過程が一番頭を使うところで大変な作業ですが、ここができてしまえばゴールは近いです。

 

 

私は以前、チャートを色々見ていてSMA21に注目すると分類分けしやすいということに気づき、SMA21を基準に分類分けしました。

例として、先ほど挙げたwトップの過去チャートから特徴を見つけて分類分けして見ると…

 

Wトップ形成に注目して分類分けすると

・①・⑥・⑦はネックとSMA21が重なっており、SMA21からwトップの右側を作りにいっている

・②・④はネックがSMA21よりも上にあり、SMA21に届く前にwトップの右側を作りにいっている

・③・⑤はネックがSMA21を実体で下抜けている所にあり、-1σからwトップの右側を作りに行っている

 

wトップで見てみても、SMA21の左でできているのか、SMA21をまたぐことによってできているのか、などwトップ形成は違ってきます。

 

 

転換部分に注目して分類分けすると

・①・③・④・⑥・⑦はSMA21でレートが止まって転換している

・②はネックとSMA21を上抜けしてから転換している

・⑤はSMA21に届かず転換している

 

転換部分に注目して見ると、SMA21が起点になるのか、それともSMA21が起点にならないのか、など転換の起点となるポイントは違ってきます。

 

 

※細かく分類分けしていくともっと細分化もできますが、細かく分類分けし過ぎても整理しきれなくなるので気をつけましょう。

 

 

分類分けしたものから頻度が多いものを記憶する

特徴を見つけ出して分類分けすることができたら、その中から頻度が多いもの、つまりチャート上でよく起こりやすいものを記憶します。

 

先程のwトップを分類分けしたものから考えると、頻度として多いのは、トレンド転換する際はSMA21がサポレジ転換して下落している(①・⑥・⑦)ということが頻度の多いものの1つとして挙げることができます。

 

 

記憶の仕方として、記憶するのにただチャートを眺めるだけでは効率がわるいので、アナログな方法になりますがチャートを印刷することをお勧めします。

※いつでも手の空いた時間に確認することができるし、指でチャートをなぞることによって記憶しやすくなるためです

 

 

チャートの右側を手で隠したとしても、頭の中で描けるようになるレベルまでやりましょう!

 

 

ここまでくれば鉄板パターンはもうモノにできているはずです。

後はエントリータイミングを測れるようにならないといけないので、動いているチャートで確認する必要があります。

 

 

実際にチャートを動かして確認する

ここのステップが最終になります。

頭の中の記憶したパターンと照らし合わせ、エントリータイミングのすり合わせをするステップになります。

 

 

実際に記憶したチャートを動かして再現させましょう。

 

 

実際に過去チャートを再現できるツール・方法としては、無料のものと有料のものがあります。

 

無料のツール

Trade Interceptor

Strategy Tester

MT4(F12でローソク足を一本一本進める)

 

有料のツール

Forex Tester

 

などなど。

 

 

動いているチャートでパターンを記憶・理解できていないと、実際の相場で利益を上げることができないので、必ず過去チャートを動かして再現するようにしましょう。

 

 

 

まとめ

今回は鉄板パターンを身に付けるということで、私が過去に行ったプロセス、手順を簡単に解説しました。

やはり自分で特徴を見つけて身に付けたパターンは、他人が作ったトレードルールではないので自信を持ってエントリーすることができます。

 

分類分けのステップが一番大変な所になりますが、諦めず分類分けしてみて下さい。

今回お伝えした手順は1例ではありますが、取り組む気持ちがあれば結果は必ずついてきますのでやってみて下さいね。

 



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