メッシです。
トレンド転換を狙う場合、どんなことに注意を払ってトレードをしているでしょうか?
私がトレンド転換を狙う場合、高勝率でトレンド転換を捉えるための3つのポイントがあります。
そこで今回は高勝率でトレンド転換を捉えるための3つのポイントについてトレード事例を兼ねて解説していきます。
※動画はトレード事例だけの解説になります
目次
高勝率でトレンド転換を捉えるための3つのポイントとは?
以下の3つのポイントを押さえることでトレンド転換の勝率を高くすることができます。
①中・長期足のレジスタンス・サポートを背にする
②MAが意識されている(効いている)時間足を探す
③ダウをカウントする(※ダウ理論に関しては、初心者でも簡単にわかるトレンドとダウ理論についてを参考下さい)
中・長期足のレジスタンス・サポートを背にする
マルチタイムフレーム分析をしているのであれば当たり前のことのように思えますが、実は中・長期足のレジスタンス・サポートを意識できない人が結構多いです。
というのも、転換を示唆するチャートパターン(WトップやWボトム、三尊や逆三尊)を見つけてしまうと、意識がチャートパターンに行ってしまいがちで、中・長期足のレジスタンス・サポート付近でなくてもエントリーしてしまう傾向にあるからです。
チャートパターンを見つけたとしても、まずはエントリーする前に中・長期足のレジスタンス・サポートが背になっているかどうかを確認しましょう。
MAが意識されている(効いている)時間足を探す
MAが意識されている時間足を探すことで、エントリータイミングを取りやすくなります。
このサイトやYoutubeに上げたトレード動画で何回もお伝えしてきていますが、サポレジ転換・レジサポ転換は水平線だけでなく、曲線でも起こります。
そういったことからMAが意識されている時間足を探すことで、MAでレジサポ転換・サポレジ転換を高確率で捉えることができます。
ダウをカウントする
トレンド転換を狙うのであれば、何と言ってもトレンドが崩れたことを確認しなければ(相場参加者も視覚的に判断したいので)トレンド転換を狙うことができません。
トレンドの特徴をおさらいしておくと、高値と安値を共に切り上げ続けている限りはアップトレンドで、高値と安値を共に切り下げ続けている限りはダウントレンドです。
つまり、トレンドが崩れるにはこの秩序が崩れる必要があるので、その目安としてダウをカウントすることで判断基準になります。
ちなみにダウのカウントの仕方は、トレンドの最高値(最安値)を1点目としてカウントします。
つまり、3点目もしくは5点目がトレンド転換を狙うポイントになります。
これらの3つのポイントを押さえておけば、トレンド転換を狙ったトレードの勝率は上がりますので確認してトレードしてみて下さい。
では実際に私のトレード事例を参考に見てみましょう。
トレード事例
今回のトレードは2017.6.22のEURCADになります。
4時間足のレジスタンスからの一旦の下落を狙い、30分足でタイミングを取った(ダウ3点目)トレードになります。
まずは上位足のマルチタイムフレーム分析から行っていきましょう。
上位足のマルチタイムフレーム分析
まずは日足から見ていきます。
日足
日足を見ると、直近はアップトレンドで上昇してきていましたが、現在はアップトレンドが崩れ(チャート内の黒丸の安値を割った時点でアップトレンド終了)、リトレースで上昇してきているところになります。
※赤いラインは4時間足で引いたラインになるので、4時間足で解説します
4時間足
4時間足では、2か所止められて下落が入った青丸の価格帯のレジスタンスまで上昇してきている状況ですね。
この4時間足のレジスタンスから一旦の反発の下落は狙えると判断し、ショートエントリーを狙いたいという考察になります。
エントリー執行足
今回エントリー執行足に選択したのは30分足になります。
理由としては30分足のMAが非常に直近で意識されているからですね。
30分足を他の視点で考察すると、現在レートはすでに直近のアップトレンドを崩し(※)、転換していくのかどうかという状況です。
※高値を付けに行った押し目(緑色の丸)の安値を②のひげで割った時点で(緑色の矢印)アップトレンド終了
視覚的に簡単にわかると思いますが、③でMAでサポレジ転換をして陰線を付けているところなので、陰線が確定したらエントリーを狙える状況です。
エントリー
MAでサポレジ転換して陰線が確定したことによりショートエントリー。
利確の考察
利確の考察として、今回は縦軸(サポートやレジスタンスなどの意識される価格)よりも横軸(ボリンジャーバンド)からおおよそ割り出しています。
1時間足を確認するとボリンジャーバンドが急角度で上がって来ており(オレンジ色の矢印)、進行方向に対して逆向きなので、そこまでレートが落ちると一旦反発する可能性が高いことから、-1σや-2σのどちらかをターゲットに。
-1σがまずは最初に障害になってくるのですが、なぜ利確目標を-1σに絞らずに-1σと-2σの2つを候補にしているのかというと、-1σを抜けていく可能性も往々にしてあるからです。
そのため-1σを抜けてさらに下落を見込めるのであれば、-1σで利食いをするのはもったいないため、-2σも利確ターゲットの候補に入れています。
慣れていないと判断の仕方が非常に難しくなってしまうのですが、-1σと-2σの様子と、レートの反発具合を見ながら成行で決済していくポジション保有になります。
エグジット
下のチャートはエグジット直前の30分足チャートになります。
同時間の1時間足を見てみると、かなりボリンジャーバンドがスクイーズしているのが確認できますよね。
ボリンジャーバンドが開いていないため、このまま保有しているとレートがスクイーズしたボリンジャーバンドに跳ね返されてしまい、反発上昇する可能性が高いです。
そのため無難に利益を確保するということで、このタイミングでエグジットとなりました。
その後
21:30からカナダの指標(小売売上高&【徐自動車】)があり、大きく下げていきました。
ポジションを持ったまま指標発表に突入するのはどちらに動くかわからなく、思惑の方向に動いたのは結果論ですので、エグジットしてから思惑の方向に行っても一喜一憂しないようにすることが重要ですね。
まとめ
今回のトレードはダウ3点目で転換を捉えましたが、ダウ3点目はダウ5点目に比べて相場参加者が視覚的に半信半疑でトレンド転換を狙うポイントになります。
ダウ5点目はすでにトレンド転換が起こっていますが、ダウ3点目はトレンドは崩れているものの、トレンド転換はまだ目視できないからですね。
そういった意味では、ダウ3点目でトレンド転換を捉えることは難易度が高いと言えます。
しかし、しっかりMAのサポレジ転換を確認できればトレンド転換する確率が高いので、自信を持って勝負していけるポイントです。
過去チャートからMAの意識されているトレンド転換場面を色々と探し、キャプチャを集めるだけでもトレンド転換の特性を捉えることができるので、ぜひ探してみて下さいね。
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