FXトレード解説 日足レジスタンスゾーンからのデイトレと見方

この記事は4分で読めます

メッシです。

 

今回はトレード事例を解説していきます。

今回紹介するトレード場面は、同じポイントでMidasコミュニティのメンバーもエントリーしていたとのことで、利益を上げることができたようで嬉しいです。

分かりやすいポイントでトレードするからこそ、相場を単純に見ることができてトレードにも一貫性ができますね。

 

ということでトレード事例について解説していきます。

目次

トレード事例

今回のトレードは、2017.7.18のAUDNZDで、日足のカップアンドハンドル(※)形成を確認後、一旦の反発下落を15分足のトレンド転換で狙いに行ったトレードになります。

(※)名前の通りカップと取っ手を意味し、相場で度々現れるコーヒーカップのような形をしたチャートパターンのこと

 

15分足チャートで見ると、ポジション保有は矢印からチェックまで。

 

 

上位足の環境が大事ですので、上位足から時間足を落として見ていきましょう。

※日足・4時間足・1時間足は、エグジット後にスクリーンショットしたチャートになり、エントリー前のチャートではないので注意して下さい

 

 

上位足のマルチタイムフレーム分析

まずは日足からですね。

 

日足

日足チャートを見てみると、すでにカップが形成されているのを確認できると思います。

カップがどこかわからない場合は、カップアンド(ウィズ)ハンドルのFXでの活かし方とは?チャートでわかりやすく動画解説を参照して下さい。

 

 

上のチャートはエグジット後のチャートであり、すでにカップを形成してしまっているのですが、カップを形成する前にカップの始まり(下落が始まったところ)に水平線等を引き、カップが形成するのを待ち構えておきたい場合は3つの候補が挙げられると思います。

3つの候補とは、「ひげ(赤丸)」・「ローソク足実体(青丸)」・「ひげとローソク足実体の間(グレーのゾーン)」の3つ

 

 

ここで注意しておきたいことは、水平線のみでカップ形成を考えようとする場合、下のように捉え方が変わります。

・ローソク足実体に焦点を合わせていればカップ形成(レートが到達している)

・ひげに焦点を合わせていればカップ形成していない(レートがひげ先まで到達していないため)

 

 

なので、カップ形成を考えるのであれば、ひげ~ローソク足実体の間をゾーンとして幅広く考えておいた方が賢明です。

※これはカップアンドハンドルだけの話ではなく、日足などの大きい時間足レベルであれば自分の引いた水平線を過信せず、ゾーンとして抵抗帯を考えておきましょう(相場参加者が何をもって抵抗帯と判断するのかは、その都度わかりませんので)。

 

 

4時間足

日足の解説が少し多めになりましたが、続いて4時間足ですね。

左側にチャート情報が無いため、アップトレンドで上昇してきているということがわかるだけで特にエントリー根拠となる情報は拾えません。

 

 

1時間足

次に1時間足です(エントリーする前のレートの位置は、ひげで最高値を付けている陰線から右に3本隣の陰線)。

4時間足と同様にチャートの左側に情報が無いため、1時間足はアップトレンドで上昇してきているということがわかるだけで特にエントリーの根拠となる情報は拾えません。

 

 

エントリー執行足の環境

今回は執行足が15分足になります。

 

※下のチャートはエグジット直前のチャート(エントリー足は黒矢印の陰線)ですが、エントリー足よりも前にレートがあるものだとして読み進めて下さい

 

なぜ15分足をエントリー執行足にしたのかというと、根拠は単純にMAが直近で意識されているからです。

 

 

アップトレンド終盤では、15分のSMA21をサポート(下のチャートの黒丸のポイント)に反発上昇しているのが、注目すべきポイントになります。

言い変えると、つまり直近では15分足のSMA21が意識され始めたということになるわけです。

 

 

このサイトで何度もお伝えしてきていますが、サポレジ転換やレジサポ転換は水平線だけで起こることではなく、MAやボリンジャーバンドといった曲線でも起こります。

つまり、15分足のMAが直近でサポートとして意識され始めた(利き始めた)ということは、転換する際(つまり今回のケースではサポレジ転換する際)はMAがレジスタンスになりやすいという考察ですね。

 

 

エントリー

矢印の陰線確定でエントリーしているわけですが、根拠は複数あります。

 

 

エントリー根拠を解説する前にこの記事を読んでいるあなたに考えてもらいたいのですが、今回のエントリーポイントにはいくつ根拠があるのか考察してみて下さい。

※ちなみに先ほどMAのサポレジ転換が起こりやすいという話をしたので、まずはMAのサポレジ転換が根拠の1つ目に挙げられますね

 

 

では、その他の根拠として以下が挙げられます。

・ネックラインでサポレジ転換している

・ダウが崩れていて5点目である

・トレンドライン3点目のポイントである

 

 

ネックラインでサポレジ転換している

15分足には転換を示唆するWトップ(下のチャート内の青で示している部分)が形成されており、Wトップのネックライン(黒いライン)に水平線が引けます。

 

エントリー足はそのネックラインでサポレジ転換が起こり、陰線で反発しているという状況です。

 

 

ダウが崩れていて5点目である

ダウをカウントしてみると、最高値を1点目として高値と安値を共に切り下げているため、アップトレンドからダウントレンドにすでにトレンド転換が起こっています。

※ダウって何?と言う方は、FX初心者でも簡単にわかるトレンドとダウ理論についてを参照下さい

 

その状況の中で、ダウ5点目にあたるポイントで陰線が確定している状況です。

 

 

トレンドライン3点目のポイントである

エントリー足のポイントを5分足に落すと、トレンドライン3点目にあたるポイントになります。

※トレンドラインについての詳細は、FXトレードに有効なトレンドラインの使い方とは?を参照下さい

 

 

5分足ではトレンドライン3点目で反発して下落している状況

 

 

15分足では1点目と2点目が近すぎるのでトレンドラインは引きませんが、参考までキャプチャを載せておきます。

 

 

エグジット

下のチャートはエグジット直前にキャプチャしたもの

15分足の点線のEMA75タッチで決済していますが、EMA75を重要視したわけではなく、上位足の1時間足が決め手です。

 

 

決済直後にスクリーンショットした1時間足のチャートを見てみると、進行方向に対して逆向きで迫ってきているMAがあります。

進行方向に対して逆向きの場合は、下に抜けるにしても一旦反発が入りやすい特徴を持っているため、1時間足のMAタッチで利確しました。

 

 

その後

下のチャート(15分足)はエグジットから15時間ほど経過したチャートです。

 

 

まとめ

今回のトレードは、日足のカップ形成後の一旦の反発を狙ったトレードですが、ハンドルを作りに行っている所を狙ったわけではありません。

日足でハンドルを作るとしたら後日になると思います。

 

なぜなら、大きく落ちるにしてももう一度上(カップを形成したポイント)を試してからでないと大きく下落できないと考えているからです。

 

理由としては、もう一度上を試さないと1時間足や4時間足ではV字で急落することになり、1時間足や4時間足でロングポジションを保有している人の相場心理を考えると、一回試しただけでは諦めの決済の売りが入らないからです。

相場がもう一度上を試しに行き、抵抗帯を抜けることができなかったという事実を見たうえで、ロングポジションの保有を手仕舞う流れになります。

 



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