メッシです。
トレードをする際、”どの時間足を見てエントリーすればいいのか?”といった疑問を持ったことありませんか?
相場には複数時間足が存在し、また、正解が無いだけに判断が難しいと言えます。
今回は時間足と執行時間足について解説していきます。
最後に確認テストがあります(^^)
目次
時間足とは?
チャートを見るうえで時間足は様々(1分足~月足まで)あります。
5分足であれば5分経過する度に足が確定して1本形成されますし、1時間足であれば1時間に1本形成されます。
1分足や5分足などの時間足は”短期足”として分類され、1時間足などの時間足は”中期足”、日足などの大きい足を”長期足”として分類します。
ここで短期足~長期足では特徴がありますので、見ていきましょう。
短期足特有のノイズとは?
一般的に時間足は下位足になればなるほど”ノイズ”が発生しやすくなります。
※ノイズとは突発的に動いてしまったり、レートが飛んでしまうこと
レートが飛んでしまっている所をチャートで実際に見てみましょう。
上のチャートは1分足のチャートなのですが、窓が空いているのを確認できると思います。
こういったノイズが下位足程多くなって安定感が無いように感じますが、相場はフラクタルなので基本的には上位足とチャートが形成される仕組みは一緒です。
なぜこういったノイズが出てしまうのかというと、上位足になればなるほど見ているトレーダーが多いため下位足に発生しやすいということが理由としてあげられるんですね。
時間足の秩序について
各時間足にはそれぞれ各時間足の秩序があります。
例えば短期足はアップトレンドなのに長期足はダウントレンドだったりなど。
チャートで実際に見てみましょう。
ダウントレンドの4時間足
上のチャートの黄色で色付けした部分を時間足を落として短期足で見ると…
アップトレンドの15分足
4時間足はダウントレンドでしたが、15分足はアップトレンドだと判断できます。
このように各時間足によって環境や秩序は違います。
各時間足が全部一緒の方向であれば迷うことはないのですが、そういう相場は中々ありません。
※上のチャートの15分足は
その4時間足のダウントレンドの秩序に吸収されてダウントレンドへ変わりました
時間足の関係性と波の波及について
下位足と上位足の方向が違っていてもやがては方向が一緒になったり、下位足と上位足の方向が一緒でもやがては違う方向になったりと、各時間足に秩序があってもその秩序は変化していきます。
波が波及したり吸収されたりするんですね。
その秩序の変化としては2種類あります。
①下位足のトレンドが波及していくことで、長期足のトレンドが変化する場合
②長期足のトレンドに下位足が吸収されていく場合
①は長期足がトレンド転換する状況ですね。
②は長期足のトレンドが継続する状況になります。
どちらが多いかというと、①<②です。
これらのことから上位足の環境を見て方向性を確認して下位足でエントリーしていくことが重要になります。
では、どの時間足とどの時間足を見ればいいのか?と思う方もいると思います。実際のところどうなのか、執行時間足を踏まえて説明していきますね。
どの執行時間足がいいのか?
執行時間足を一言で言ってしまえば”実際にエントリーの判断に使う時間足”のことです。
どの時間足を選べばいいのか?という疑問があるかもしれませんが、これはあなたのトレードレベルやトレードスタイルによって変わってきます。
トレードレベルで選ぶ執行時間足
まず前提として知っておかなければならないことは下位足になればなるほど難易度は高くなります。
短期足(特に1分足)の秩序はすぐに変化しますし、ノイズがあったりなど振り回されることも多くなります。
そのため、初心者の方であれば最初は長期足を見て1時間足などでトレードをするのもいいでしょう。
特に基準となる時間足や執行時間足を決める必要はありませんが、下位足になればなる程レベルは高くなると覚えておいてください。
トレードの種類で選ぶ執行時間足
ポジションの保有期間によってトレードスタイルは違ってきます。
そのため基準となる時間足や執行時間足も変わってきます。
スキャㇽピング=数秒~数分で取引を完了するトレードスタイル
デイトレード=数分~数時間で取引を完了するトレードスタイル
スウィング=数日~数週間で取引を完了するトレードスタイル
※スウィングよりももっと長いスパンでトレードするスタイルの人ももちろんいます
仮にスウィングトレードをするであれば、ある程度長期的な流れを知る必要があります。その場合、1分足を見てもほとんど意味が無いわけです。
逆にスキャㇽピングをするのに月足を分析してもほとんど意味がありません。
重要なのは”どの時間足の波のどの波を取りにいくか?”ということなので、自分のトレードスタイルに合わせて執行足を決めていく必要があります。
今回は各時間足と執行時間足について解説してきました。
波の波及に関して上手く見れるようになるまでは時間がかかるかもしれませんが、トレードをやっていくのであれば避けては通れないポイントです。
1年くらいトレードしていれば確かな感覚というものが身に付くと思いますので焦らず経験を積み上げましょう。
確認テスト
今回の内容が理解できたかどうか確認テストを解いてみましょう。
下の穴埋めや問いに回答して下さい。
問題
一般的に時間足は下位足になればなるほど ① が発生しやすくなる
② 波の波及については2種類あるが、長期足がトレンド継続する場合はAとBのどっち?
A 下位足のトレンドが波及していくことで、長期足のトレンドが変化する場合
B 長期足のトレンドに下位足が吸収されていく場合
スキャㇽピング=数秒~数分で取引を完了
③ =数分~数時間で取引を完了
④ =数日~数週間で取引を完了
回答
①ノイズ ②B ③デイトレード ④スウィング
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タイムフレームで迷ってましたが お陰でドル円の1時間足で見た20MA辺りで売りエントリー出来ました。
ありがとうございます。
tutumiさん
エントリーできたとのことでおめでとうございます。
複数時間足を見ると迷ってしまわれるかもしれませんが、
慣れてくれば段々と迷いが無くなってきますので、頑張っていきましょう!