メッシです。

 

こういった悪い予感が的中する経験をしたことが無いでしょうか？

・チャート分析の段階で「今日は難しい相場だから負けるかも」と、感じると意外と損切りになってしまう

・ポジションを持つ際に「損切りになるかも…」と、悪い予感がするとやはり損切りになってしまう

 

実際のところ、こういった悪い予感は的中することが多いのですが、それはあなたの悪い予感（期待）と結果が密接に関係しているからだと言えます。

ということで今回は、悪い予感がなぜ当たるのか？メンタルと損失の関係性を知っておくために「期待の科学」悪い予感はなぜ当たるのかと言う、期待と結果の関係性を医学的・科学的根拠から分かりやすく解説している本をご紹介します。

 

この本を読むことで損切りを減らすことが可能になりますので、FXをするうえで必読の一冊です。

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期待と結果の関係性について

悪い予感（期待）が当たってしまうのは、誰にでも日常生活で経験があると思います。

 

これは”期待”という未来予測（※）が、人間の脳の自然な働きとして避けられないものであるため、誰にでも起こってしまうことなんですね。

（※）人間の脳は常に未来を見る癖があり、いつでもどこでも”この先はどうなるのか”という予測ばかりをしている

 

なぜなら、私たちの見ている世界像は、”期待”や”予測”から成り立っているからであって、私たちの脳で思い描く”期待”が行動や結果を導いてしまう傾向にあるからです。

 

ではなぜ、”期待”が思わしくない結果や行動を導いてしまうのか？

それは「期待の科学」で実に多くの事例を挙げて分かりやすく解説されているので、次で「期待の科学」の内容をご紹介します。

 

 

「期待の科学」について

「期待の科学」は、人間が持っている”期待”という感情が、私たちが起こす行動やその結果にどういった影響を及ぼすのか？そして、どういった現象として現れるのか？と言うことをテーマにしています。

 

本書の内容は私たちに関係深いこと（※）なので、自分のことのように興味深く、そして入り込むように読めてしまう一冊です。

 

（※）私たちに関係深いというとイメージがつきづらいかもしれませんが、本書で取り上げている内容にこういった事例があります

・黒いユニフォームのチームは反則が多い？

・偽ブランドのサングラスをかけると、なぜ犯罪率が上がるのか?

・なぜ冤罪は起こるのか？

・偽薬はなぜフランス人に効いて、ブラジル人には効かないのか？

・なぜバブル経済が起こり、バブル経済は崩壊するのか?

などなど。

 

こういった事例をたくさん紹介しながら、これらを研究結果（医学的、科学的）の事実から解き明かしているので、腑に落ちる内容です。

 

「期待の科学」は全部で10章からなります。

はじめに：現実世界と世界像　
・動物磁気は科学か
・委員会による調査
・予測の力を利用する

 

第1章：孤独なランナー

・世界記録は生まれなくなる?
・心のブレーキ
・限界を押し上げる―騙しとドーピング

 

第2章：過去の呪縛

・PKの呪い
・プレッシャーの影響
・勘が狂う
・よく見るとかえって見えない
・緊張からの逃避
・先輩の失敗に縛られる

 

第3章：中毒の構造

・報酬系の活性化
・カロリーのプラシーボ
・邪魔の効果
・欲求が強すぎるのは問題
・負けても辛くない
・依存症とのつき合い

 

第4章：高いワインは本当に美味しいか

・酔って本音が
・好きだと思うと好きになる
・無知が力になる時
・評価をするのは誰か
・本当の価値
・ブラインドテイスティングの有効性
・好みはなぜ揺れ動くのか
・真の嗜好という「聖杯」
・自分の無知を知る

 

第5章：信用の創造

・期待の力
・他人の目が価値を決める
・ダムマネー
・予言の自己成就
・常に他人に影響される
・周囲の思惑
・五つの円

 

第6章：私とあなたの曖昧な境界線

・幻肢
・ゴムの腕
・黒いユニフォーム
・新しい自分
・幻肢の克服

 

第7章：我思う故に我あり

・予感の自己成就
・目撃者証言の誘導
・なれると思えばなれる
・ステレオタイプの脅威
・自尊心の功罪

 

第8章：力と自制心

・権力者のようにふるまえば力が生じる
・プラシーボ効果の害
・自制心の重要性
・自制心は再生可能なエネルギーか
・力と自制心の再定義

 

第9章：心の力

・プラシーボ効果は実在する
・プラシーボ効果の種類
・踊りが止まらない
・プラシーボ効果の起きやすい人

 

第10章：プラシーボは「嘘」か

・偽薬を超えたプラシーボ
・どこまでが本当の薬効か
・文化や社会の影響
・タイムスリップ
・プラシーボ効果を本格的な医療に
・信頼の重要性
・常識、先入観を疑う

 

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