メッシです。
今回はトレード事例を紹介します。
※事前準備としてカップアンドハンドルの知識が必要になりますので、カップアンドハンドルを知らない方は下記リンクから確認しておいて下さいませ
トレード事例
今回のトレードは2018.5.7のUSDCHFになります。
全ての時間足がアップトレンドの状況の中、日足でカップアンドハンドル成立を狙って短期足(M5)でショートのタイミングを取った(短期足トレンド転換で狙いに行った)トレードになります。
今回のトレードのエントリー執行足のチャートを見るとこんな感じです。(※どこでエントリーしたのかなど考えてみて下さい)
M5だけの判断ではトレード全体が見えてきませんので、まずは上位足の環境を日足から順に見ていきましょう。
上位足のマルチタイムフレーム分析
まずは日足から。
Day
日足を見ると、現在レートは左側の高値(2017年11月1、2日付近)のローソク足実体を超えてきている状況です。
ここ数日のUSDCHFは陽線の比率が多く、上昇圧力が強くて上に超えて行きそうな雰囲気ですね。
ちなみにこの時点の下位足のM5を見ると、左側の上昇が何度かMAでサポートされ、きれいな波形を描いて上昇してきています。(※青いラインは日足で引いたライン)
日足の状況では、2017年11月1、2日の高値を超えてきている状況から上目線の雰囲気でしたが、まだ上と確定したわけではなく、下目線の可能性を持っていなくてはなりません。
なぜなら、日足で引いた水平線をM5では上に超えてきている状況ですが、日足のカップアンドハンドル付近に価格が来ているため、このM5で超えてきている部分がだましになる(つまり、日足がひげになって再び水平線の中に戻ってくる)可能性があるからです。
あくまで日足ベースで引いた水平線なので、長期足のレジスタンスを幅の狭い水平線で考えるには幅が狭すぎます。
ですので、長期足の抵抗帯を判断するには、もっと幅広いゾーンとして考えておくことが望ましいです。
※長期足の抵抗帯の考え方についてはサポートとレジスタンスをゾーンとして考えるを参照下さい
そのため、M5では日足の水平線を超えてきている状況ですが、まだ日足の水平線を上にブレイクしたと決めつけるのは早いということです。
では、日足がひげになって水平線の中に戻ってくるだましになるとしたら、下位足ではどういう展開を予測できるのかと言うと…
それはM5のMAが非常に効いているわけですから、下落があるとしたらM5のMAを起点に売りが入り、青いラインの中に再び潜ってくるということを考察することができます。
※イメージは矢印で書いたような価格の動きでMAから転換が始まり、再び青いラインの中に潜ってくるという見立て
H4
M5の解説が長くなりましたが、H4ではすでに上ひげをつけ始めている状況ですね。
H1
H1は陰線で落ちてきている状況です。
M30
H1もそうですが、M30は陽線が連続してMAとの乖離ができている状況なので、MAとの乖離を埋めに下落し始めている状況ですね。
※MAとの乖離を埋める性質に関してはMAの戻ろうとする働きを参照下さい
エントリ―
先ほどM5の状況を見てもらいましたが、下のチャートのようにMAで止まって陰線を付けて確定したので、ショートエントリ―しました。
エグジットの考察
エグジットの目安としては、下のチャート内の赤丸の押し目になります。
付け加えると、後は横軸(MAやボリンジャーバンド)との兼ね合いもあります。
全ての時間足がアップトレンドで上昇してきている状況でショートしているわけですから、どうしてもM5で下落しようとしても、M5よりも上位足のMAやボリンジャーバンドが下落の進行方向に対して逆向きで迫ってくるので、障害になりえるわけです。
ですので、いつ反発上昇にあうかわからないので、上位足のMAやボリンジャーバンドに注意を払う必要がります。
エントリーした時点では、どのくらいの時間の経過で利確目標に到達するかわからないので、時間がかかりすぎると上位足の障害が迫ってくることになり、利幅が少なくなるということも想定しておかなければなりません。
エグジット
利確目標の少し手前ですが、下のチャートの陽線が確定したところで利確をしました。(※下はエグジット直前のチャート)
この時のM30を見ると、ボリンジャーバンド-1σが逆向きで迫ってきているので、反発上昇する可能性があると予測してエグジットしています。
その後
下のチャートはエグジット後から数時間経過したM5のチャートです。
赤い矢印がエグジットした足ですが、その後、利確目標に届いた後にレンジに移行していますね。
日足を見ると、エントリー前に予測した通りの展開になり、ひげで引けて水平線の中に戻ってきています。
ここで勘違いしてもらいたくないのは、このまま日足の水平線がレジスタンスになってブレイクしないということではなく、トレードした日がブレイクしなかったということです。
つまり、次の日以降はブレイクして行くかもしれませんし、ブレイクしないかもしれません。
まとめ
長期足でカップアンドハンドルのポイントまで来たら、下位足は全て上昇相場です。
ショートを打つのに恐怖を感じる方もいるかもしれませんが、流れが変わるのは下位足からなので、下位足で転換の形が出たら狙いに行きましょう。
もし、損切りになったとしたら、長期足のカップアンドハンドルを上にブレイクして行くのか、それとももうちょっと上昇してから転換していくのか(長期足の抵抗帯をゾーンとして考えるため)、の展開になるかと思いますので、また仕切り直せばいいだけの話ですので。
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