メッシです。
前回は「もし○○なら△△を行う」といった条件分岐について解説しましたね。
※前回の内容はこちらからどうぞ → 第4回 FX初心者でも作れるEA(自動売買)の自作方法とは?今さら聞けない基礎的なことから解説
今回のテーマは演算子です。
演算子とは?
演算子とは、「+」や「-」などの記号を使って演算をする記号のことを言います。
演算子と言っても色々あり、「算術演算子」、「論理演算子」、「代入演算子」、「関係演算子」などがあります。
算術演算子
まずは算術演算子から見ていきましょう。算術演算子には以下のものがあります。
+ → 足し算
- → 引き算
* → 掛け算
/ → 割り算
% → 割った余り
では、基本的な算術演算子がわかったところで、次の例1から例5のaに代入される数字を考えてみましょう。
例1
int a;
a = 8+5;
例2
int a;
a = 8-5;
例3
int a;
a = 8*5;
例4
int a;
a = 8/5;
例5
int a;
a = 8%5;
答えはというと、例1は13、例2は3、例3は40、例4は1、例5は3になります。
例1、例2、例3に関しては、解説は不要だと思いますので割愛しますね。
例4と例5に関して説明していきましょう。
まずは例4から。
なぜ例4のaが1.6ではなく1になるのかというと、intで宣言している場合は整数しか代入することができず、小数点以下は切り捨てられるからです。そのため、例4でaに代入されるのは1ということになります。
続いて例5ですが、%は余りことを指します。
ですので、こちらも例4と同様に小数点以下は切り捨てられることになるので、8%5=1 余り3となり、aに代入されるのは3ということになります。
論理演算子
論理演算子には以下のものがあります。
&& → 複数の条件が成り立つ場合に「かつ」ということで使用します。
|| → 複数の条件のうち、一つでも成り立つ場合に「または」ということで使用します。
&&の例として、例えばaが12の時に if(a > 10 && a <20) のif文は、a>10とa<20のどちらも条件が成り立つので、&&で処理することができますが、aが10の時はどうでしょう。a>10は成り立たず、a<20は成り立つことになり、両方条件を満たしていませんので、&&で処理することができません。
||の例として、例えばaが15の時、if(a < 10 || a > 20)のif文は、a<10とa>20のどちらの条件も成り立たないので、||で処理することができません。
では、aが5の時はどうでしょう。a<10は条件が成り立ちますがa>20は成り立たなく、この場合はどちらか1つの条件が成り立つことになるので、処理することができるわけです。
&& や || はEAを作成する際によく出てきますので、頭に入れておきましょう。
代入演算子
代入演算子には以下のものがあります。
++ → インクリメントと言い、例えば a = a + 1; を a++; で略して使用します。
-- → デクリメントと言い、例えば a = a-1; を a--; で略して使用します。
+= → 加算代入と言い、例えば a += b; を a = a+ b; で略して使用します。
-= → 原産代入と言い、例えば a-= b; を a = a-b; で略して使用します。
こういったように略して入力できるので、タイピングが少なくて済むメリットがあります。
関係演算子
関係演算子には以下のものがあります。
== → 等しい 例えばaとbが等しい時は、a==b となります。
!= → 等しくない 例えばaとbが等しくない場合は、a != b となります。
< → より小さい 例えばaが10より小さい場合は、a < 10 となります。
> → より大きい 例えばaが10より大きい場合は、a > 10 となります。
<= → 以下 例えばaが10以下の場合は、a <= 10 となります。
>= → 以上 例えばaが10以上の場合は、a >= 10 となります。
プログラミングにおいて=(イコール)は、等しいという意味ではなく、右辺に左辺を代入するという意味です。例えば int a = 10; であれば、aと10が等しいという意味ではなく、10をaに代入するという意味になります。
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いつもブログみてます。
以前の記事でトレンド転換部に着目した検証方法をされたと書かれてましたが、例えば1時間足でのMトップばかり探したと行った感じでしょうか??
それとも時間足、分足関係なしにMとっぷばかり探した感じですか?
ご質問いただきありがとうございます。
相場はフラクタルですし、Wトップのチャートパターンを見たいだけなので、全ての時間足が対象になります。
こちらの記事が参考になると思いますので、目を通していただけると幸いです。
http://fx-messi.com/archives/6395