メッシです。
このサイトでは、裁量トレードを身に付けるうえでフォーカスするべき基礎的なことや実践的なことを、リアルトレードや記事のコンテンツとしてお伝えしてきていますが、まだ詳しく触れていなかったのが「チャートの監視方法・設定」です。
意外とチャートの監視方法は軽視しがちですが、何気にトレードのパフォーマンスに関係してくるので注意が必要です。
では、トレードのパフォーマンスにどのように影響してくるのか、今回はチャートの監視方法・設定にフォーカスして解説していきます。
チャートの監視方法・設定について説明する前に、まずはチャートを監視する環境について見ていきましょう。
チャートを監視する環境について
ファンダメンタルズ分析ではなくテクニカル分析でトレードするのであれば、必然的にチャートを監視する必要がありますが、チャートを映す画面がどのくらい必要なのか一度は考えたことがあると思います。
トレーダーと聞くと、下の画像のようにモニターを複数使ってトレードしているイメージがありますよね。
(参考画像:phot ACより)
確かにモニターをたくさん並べることで、いちいち他の時間足や他の通貨ペアに切り替える必要が無いので便利だと思いますが、私的にはPC1台の画面で十分です。
多くてもモニターがその他にもう1つあれば発注画面も表示できるので、何も不自由しません。
1画面だけだと不便でトレードしづらい印象を受けるかもしれませんが、そんなことは決して無く、トレードスタイルが違えど1台で対応できます。
では、PC1台でもトレードが便利にできるチャートの監視方法について紹介していきますね。
チャートの監視方法・設定について
トレードをするにあたってはPC1台で十分なのですが、トレードスタイルが違うのであればチャートの監視方法・設定も同様に変えることが賢明です。
なぜなら、例えばトレードスタイルが1分足のスキャルピングは、限られた少ない時間の中でエントリーやエグジットの判断をする必要がありますが、スイングなどの場合は時間をかけてエントリーやエグジットの判断をすることができるからです。
つまり、トレードスタイルによって分析や判断にかけられる時間が異なってくるため、チャートの監視方法・設定を変えることでパフォーマンスを上げやすくなるということになります。
では、監視方法・設定について2つ程例を挙げるので見ていきましょう。
チャートの監視の仕方
・1つの通貨ペアの複数時間足を1画面に表示する
・複数の通貨ペアを1画面に表示する
1つの通貨ペアの複数時間足を1画面に表示する
この監視方法は複数の時間足を1画面に表示することで、判断スピードを求められるトレードスタイル(主にスキャルピング)に適しています(下のチャート参照)。
右から1分足→日足を1画面に表示したチャート
メリット:確認したい時間足を一度に見ることができるため、時間足を切り替える必要が無い
スキャルピングの中でも”1分足スキャル”は特にスピードが求められるスタイルで、状況によっては足が確定する1分の間にエントリーの判断(上位足の確認や損切り幅の確認、ロット設定など)を行う必要があります。
時間足を切り替えて色々と確認していたらチャンスを逃しかねませんので、上のチャートのように1分足~日足までを1画面に表示することで、多くの情報を一度に把握することができます。
デメリット:チャート全体が見れない・1つの通貨ペアに限定される
1つの時間足のチャート全体が見られないので、慣れていないと視野が狭くなって”木を見て森を見ず”の状態になりがちで注意が必要です。
また、1つの通貨ペアのみの表示になるので、慣れていないと他の通貨ペアのチャンスを逃しがちになります。
複数の通貨ペアの短期足を1画面に表示する
この監視方法は複数の通貨ペアを1画面に表示することで、現在いるレートから一番早くトレードチャンスを見つけるのに適しています(下のチャートは短期足でチャートを並べていますが、時間足を大きくして監視することもできます)。
※左からEURUSD、EURJPY、GBPUSD、GBPJPY、AUDUSD、AUDJPY、USDJPYで全て5分足
※監視する時間足の大きさによってスキャル~スイングなどに対応できます
メリット:チャートを切り替えなくても1画面でトレードチャンスを待つことができる
いつどの通貨ペアでトレードチャンスがあるのか、これを常にチャートを切り替えて探すのは忙しくて大変です。
しかし、上のチャートのそれぞれの通貨ペアにサポート・レジスタンスラインを引くことで、通貨ペアや時間足を切り替えてチャンスを探す手間を省くことができます。
レートがラインに到達したら上位足の環境を確認し、エントリーできるかできないかの判断をすればいいからですね。
デメリット:チャート全体が見れない
縦長のチャートで監視するため、見ることができる範囲が狭く、得られる情報は少なくなって近視眼的になりがちです。
また、監視するチャートを短期足にした場合は意外とすぐラインに到達するので、上位足を確認している間に他の通貨ペアもラインに到達していることがしばしばあります。
慣れていないとエントリーチャンスを逃すことになるので注意が必要になります。
まとめ
今回紹介したチャートの監視方法・設定は縦長の細いチャートで監視するので、慣れないうちは使いづらいと感じてしまうかもしれません。
しかし、慣れると非常に使いやすくトレード効率も上がりますので、是非使用してみて下さい。
※以前のリアルトレードになりますが、今回ご紹介したチャートの監視方法を使ってチャートの見方を解説した事例がありますので、参考までに動画を載せておきます
(7分頃~)
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