メッシです。
トレードをするうえで何より重要なのは手法やテクニカルといったものではなく、マルチタイムフレーム分析をして複数時間足から情報を拾って判断することです。
今回はマルチタイムフレーム分析の重要性について解説していきます。
目次
マルチタイムフレーム分析とは?
マルチタイムフレーム分析を簡単に説明すると、”複数の時間足を確認して現在の相場環境を把握してエントリーポイントを割り出す分析”です。
つまり、複数の時間足(長期足などの上位足)の環境や方向性を確認し、今の相場が売りと買いのどちらに適しているのか、優位な方向へのエントリータイミングを下位足で割り出す分析ですね。
これは手法やテクニカルといった全てのものよりも重要視して行わなければなりません。
マルチタイムフレーム分析が重要視される理由とは?
なぜこのマルチタイムフレーム分析が重要視されるのかというと、1つの時間足しか見ていなければ相場に対する見方や考え方が限定されてしまいます。
それでは木を見て森を見ずになってしまいます。
相場を様々な視点から見ることで相場全体を掴むことができ、優位性が高く勝率が高いポイントを割り出すことができるんですね。
複数時間足を見ることで逆に迷ってしまうという方も多いと思いますが、これはトレードで利益を上げていくうえで絶対にやっていかなければならないものですので、何が何でもマルチタイムフレーム分析はできるようになりましょう。
有効な時間足とは?
FXでは時間足が1分足~月足までと様々あり、どの時間足が良いのかというのはその人のトレードスタイルやレベル、または性格によって違うので一概には言えません。
※詳しくはどの執行時間足がいいのか?時間足の選び方や関係性とはをご覧ください
また、見る時間足によって拾える情報は違ってきます。
長期足を見ることで強いサポートとレジスタンスの位置やメジャートレンド(長期足といった大きい時間足のトレンド)の方向性を確認できます。
しかし、トレードするのに有利な方向性がわかる反面、エントリーする細かいタイミングを割り出せないといったデメリットがあります。
短期足は短い時間の中でエントリーからエグジットを迅速に行えるメリットがある反面、ノイズが多く市場全体の方向性を見落としかねないというデメリットがあります。
マルチタイムフレーム分析の基本的な考え方とは?
マルチタイムフレーム分析を行ううえでの考え方は基本的に一緒です。
例えばデイトレードをするのであれば、執行時間足(エントリーの判断に使う時間足)を例えば15分足で選んでタイミングを取りますが、15分足はあくまでタイミングであってそれよりも上位足(例えば4時間足など)の相場の環境で方向性などを判断しているわけです。
執行時間足が短い足のスキャルピングでも執行足が長い足のスイングでも考え方は一緒で、執行時間足よりも上位足を見て相場の状況を判断していくということは共通して同じです。
では、なぜ執行足よりも上位足の環境に従わなければいけないのか?を説明していきます。
なぜ執行足よりも上位足の相場環境が重要なのか?
相場は上位足ほど見ている人が多く長期の時間足の方向に行きやすい特徴があるので、上位足になればなるほど強いということが言えます。
短期足でトレンドが発生していても長期足の方向に逆らっていればエントリー後まもなく長期足の波に吸収され、逆行してしまうということが起こってしまいます。
では実際にチャートで見てみましょう。
下のチャートは15分足のチャートなのですが、サポートラインを下にブレイク後、サポレジ転換してダウントレンドが発生していますよね?
※サポレジ(レジサポ)転換についてはサポートとレジスタンスが機能する理由は?をご覧下さい
15分足を見る限りでは売れば利益が取れそうですが、ここでマルチタイムフレーム分析㋾してみましょう。
日足、4時間足、1時間足チャートをそれぞれ見てみます。
日足は安値は切り上げていますが、レンジ相場であると言えるでしょう。
4時間足は直近が高値と安値を切り上げ、アップトレンド中で押し目を付けに下落しているところですね。
1時間足はアップトレンド中で、押し目買いのポイントまで落ちてきているように見えます。
ではその後どうなったのか15分足と1時間足を見てみましょう。
15分足
1時間足の青いラインのレートがレジサポ転換となって反転上昇していきましたね。
このように本当のトレンドやどの方向にトレードをすればいいのかを教えてくれるのが執行足よりも上位のこういった時間の長い時間足なのです。
こういったことからも上位足の相場環境は常に確認する必要があるということがわかって頂けたと思います。
では具体的に上位足の何を確認すればいいのでしょう?
上位足の相場環境の確認するポイントとは?
では上位足の確認するポイントを具体的に押さえていきましょう。
・現在の相場がトレンド相場なのかレンジ相場なのかといった、高値と安値の確認
・現在レートに対し、サポートやレジスタンスがどこにあるのか
上位足の環境を細かく見過ぎても相場を単純化して見れなくなってしまいますので、大まかに上記の2つを押さえておきます。
マルチタイムフレーム分析する上位足がそれぞれバラバラで方向性がわからない場合は、トレードを無理にしないというのも戦略の1つです。
また、どの時間足を見なければならない、重視しなければならない、という決まりはありませんが、方向性がわからない場合はサポートやレジスタンスといった反発しやすいポイントを特に気をつけるようにしましょう。
今回はマルチタイムフレーム分析という複数時間足を確認する重要性を解説しましたが、最初はやはり混乱してしまうと思います。
継続して見ていくことで段々と理解できるようになってきますので、諦めずに続けていきましょう。
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