メッシです。
相場に現れやすいチャートパターンというのはいくつもあります。
チャートパターンとなって現れるのは少なからず相場心理が関係しているからなのですが、そのチャートパターンの中で押さえておくべき視覚的にわかりやすいものがあります。カップアンド(ウィズ)ハンドルというチャートパターンですね。このパターンを押さえておくことでエントリーやエグジットに有効です。
ということで今回はカップアンドハンドルについて解説していきます。
目次
カップアンドハンドルとは?
”カップアンドハンドル”とは名前の通りカップと取っ手を意味し、相場で度々現れるコーヒーカップのような形をしたチャートパターンのことを言います。カップアンドハンドルは視覚的にわかりやすく、認識しやすいチャートパターンです。
実際にチャートで見てみましょう。
どこが”カップ”でどこが”ハンドル”かわかりますか?
まずカップの部分ですが
続いてハンドルの部分
このように売りが入った所(ダウントレンドが始まった所)までレートが戻ってくると再び売りが入りやすいという現象が起こります。
なぜカップを形成した後にハンドルができる(必ずハンドルできるわけではありませんが)と言うと、相場心理が深く関係してくるからです。
カップアンドハンドルが成立する相場心理とは?
まず最初にカップができるということは大きい売りが入る(ダウントレンドが発生する)ことになりますが、このトレンドに乗れて含み益が出ている人もいれば、買ってしまって含み損を抱えている人もいるわけです。
その後レートが上昇して戻ってくると含み損を抱えている人は安堵した心境になり、今までマイナスだったものが±0になるので建値でポジションを決済するため売りが入ることになります。
その他にもカップが形成した所はレジスタンスになるため、ポジションを持ってなかった人は新規の売りポジションを持つために参入してくることからやはり売りが入りやすいと言えます。
こういった心理が働くことからカップが成立した後はハンドルができやすいという傾向にあるんですね。
※相場心理につきましてはサポートとレジスタンスが機能する理由は?をご覧下さい
カップアンドハンドルのパターンとは?
カップアンドハンドルが形成された後、つまりカップができてハンドルができた後というのはその後はいくつかのパターンとしてレートが動いていきます。
・ハンドルを作った後に下落していくパターン
・ハンドルを作った後にレジスタンスを超えて上昇して行くパターン
ハンドルを作った後に下落していくパターン
このパターンは上位足の環境が関係していると言えます。つまり上位足がダウントレンドだった場合に、このパターンが見られることが多くなります。
次のチャートは1時間足のチャートですが、赤いラインまで上昇してきてカップを形成した後ハンドルを形成しつつそのままダウントレンドに転換していきました。
では、上位足である日足を見てみましょう。
チャート内に黄色で印を付けてある所が、先程の1時間足のチャートの場面になります。
先程の1時間足のカップを形成した所は、上位足の環境の波に戻るための”戻し”だったということになります。
ハンドルを作った後にレジスタンスを超えて上昇して行くパターン
このパターンも上位足の環境が関係してきますが、上位足がアップトレンドだった場合やトレンド転換の場面で見る傾向にあります。
次のチャートは30分足のチャートですが、青いラインまで上昇してきてカップを形成した後ハンドルを作ってレジスタンスを超えていきました。
では上位足の4時間足を見てみましょう。
チャート内に黄色で印を付けてある所が、先程の30分足のチャートの場面になります。
上位足はダウントレンドでしたが、トレンドの転換場面だったということが分かりますね。
カップアンドハンドルをトレードに活かす考え方とは?
相場はフラクタルであるため、短期足でも長期足でもどこでも出現しますが大きい足の方が強いレジスタンスになるので、優位性が高いと言えます。
そのため、ここでは中長期足でのカップアンドハンドルということで話を進めていきます。
ショートを狙う場合
カップアンドハンドルをトレードに活かす場合は、まずカップを形成した所で短期足に落として売れる形(逆張りや転換の形など)を探してハンドルを作りに行く所をエントリーしていきます。
上位足がダウントレンドであれば上位足のトレンドに下位足が吸収されていく傾向にあるので、利を伸ばしやすいと言えます。(上位足がアップトレンドであれば、ある程度の利幅を狙う)
ロングを狙う場合
ハンドル形成後、カップのレジスタンスを超えて行った場合は押し目買いを狙います。
どこで買いを拾うのかというと、こういうレジサポ転換の所(黄色の印)です。
今回はカップアンドハンドルについて解説してきましたが、どの相場でも高頻度に出現しますし、視覚的にわかりやすいのでこういうチャートパターンを狙ってトレードしましょう。
上位足の環境を把握することはもちろん大事ですが、カップアンドハンドルで損切りになってもその後ロングできそうであれば目線を切り替えてリカバリーといった戦略も立てられますので。
是非トレードに活かして頂ければと思います。
まとめ
カップアンドハンドルについて解説してきましたが、なぜカップが成立すると価格が反発しやすいのか、相場心理(含み損を抱えている人の安堵からくるポジションの手仕舞い)を考えることで再現性が高いことも明確です。
まずはカップを探してチャート分析をしていきましょう。
※カップアンドハンドルを利確に使用したトレード事例を参考まで
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