FXリアルトレード チャートから分析する利食いに有効なカップアンドハンドル

この記事は4分で読めます

メッシです。

 

利確には正解が無くて判断が難しいところですが、どういったように常日頃のトレードで利確目標を割り出しているでしょうか?

正解が無いと言っても、適当に利確をしてしまってはパフォーマンスが下がりますし、利益を最大化させたいところです。

 

ということで今回はトレード事例を参考に利確目標の判断や割り出し方について解説していきます。

 

まずは利確目標としてどんな候補があるのか見ていきましょう。

目次

利確目標として考えうるポイントとは?

ポジションを保有しているのであればいずれ利確をしてポジションを手仕舞うと思うのですが、その手仕舞う目安の判断が中々難しいところです。

利確をする判断には人によって様々考え方はあると思うのですが、いくつか例を挙げてみると以下のような判断目安があります。

・リスクリワードが1:1を超えた時点で

・直近の安値や高値付近の価格帯で

・サポートやレジスタンスの価格帯で

・進行方向と逆向きのMAやボリンジャーバンドと接触するところで

・大きい上昇や下落が入った価格帯で

・カップアンドハンドルのところで

・テクニカル指標の目安で(フィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンション、RSIなど)

・反転するローソク足が形成されたら

・ボリンジャーバンド3σを抜けた、タッチした時点で

など利確の判断になりうる目安の例を挙げましたが、当然これだけではありません。

 

 

また、これらはその時の相場の状況によって判断目安が変わってきたりもします。

例えば、「利確目標を直近高値にしていたが、勢いがあるのでその上の高値を目安にしよう」、「利確目標にサポート付近を考えていたが、一気にサポートをブレイクしたので反転するローソク足が形成されるまで待ってみよう」、「レートの進行方向と逆向きのボリンジャーバンドが迫ってきているが、時間が経過してバンドが開けば障害物ではなくなるから次の目標まで保有してみよう」など。

 

 

こういったように時間の経過でも利確目標の目安は変わっていく場合もありますし、その都度裁量が必要になります。

では、これらを踏まえて今回のトレード事例を見ていきましょう。

 

 

トレード事例

今回のトレード事例は2016.11.3のCADJPYになります。

※リスクリワードはリスク15pipsに対してリワード20pips

 

上位足のマルチタイムフレーム分析

まずは上位足の4時間足から時間足を落として見ていきましょう。

 

4時間足

2016-11-3h4

4時間足のチャートを見るとレンジ下限のサポートラインを割って下落していて、リトレースが入り始めている状況です。

 

 

1時間足

2016-11-3h1

1時間足は高値と安値の切り下がりを確認できるダウントレンドですね。

安値を更新してから現在はリトレースで上昇している状況だと判断することができます。

 

 

4時間足と1時間足の状況を確認すると、方向性は下でなので売りでついて行く方が流れに乗れてやりやすいトレードができると思いますが、今回のトレードは中期足(1時間足)のダウントレンドのリトレースを狙ったロングエントリーになります。

 

 

エントリー

エントリーは15分でタイミングを取って(MAに支えられたのを確認して陽線確定で)ロングエントリーしています。

※スプレッドの関係で約定が少し上になっていますが、エントリー足は赤い矢印の陽線

2016-11-3en

 

上のチャートを見てみると安値を切り上げてダブルトップを形成し、その後わずかですが高値も切り上げているのでAのポイントでエントリーしてもいいように判断される方もいるかもしれません(Aは横軸の視点で見てもMAに支えられていることを確認できるので)。

 

しかしもう少し広い視点で見ると、Aのポイントは15分足ベースで引けるサポレジ転換のラインの真下に位置しています。

 

基本的に間近にレジスタンスがある場合はレジスタンスに向かってエントリーはしませんので、Aのポイントではエントリーを見送っています。

そのため、一度レジスタンスの青いラインを超えてから再度MAで支えられた陽線がエントリータイミングになるわけです。

 

 

利確の判断目安

利確の目安として判断したのは、15分足のカップアンド(ウィズ)ハンドルになる価格帯です。

※チャート内の上の赤い点線

2016-11-3cup

 

こういった大きい下落が入った価格帯は、再度この価格帯までレートが上昇してくると一旦レートが反発しやすい特徴があります。

※カップアンドハンドルについてはこちらの記事で詳しく解説していますので参照下さい

 

これは市場心理を考えてみればわかりやすいと思いますので、簡単に説明しますね。

仮にBであなたがロングポジションを建玉したとすると、利が乗ることなく含み損を抱えてしまうことになります。

 

その後、ロングポジションを保有した価格帯までレートが戻ってくると含み損がプラスマイナス0になりますよね?

そうすると人間の心理的に安堵からポジションを手仕舞いする傾向が見られます。

つまり売りのポジションが入りやすいということになるので、レートが一旦下がる傾向にあるため、今回のトレードの利確のポイントにしました。

 

 

15分足のカップアンドハンドルの価格帯を利確の目安として判断したのは、その他にも理由があります。

時間足を切り替えて1時間足を見てみると、ダウントレンド中の安値をつけた戻し高値(下のチャート内の青丸のポイント)のレートになっているのを確認することができます。

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上位時間足の流れに下位足は吸収されていくので、上位足がダウントレンド中である以上、短期足(15分足)のアップトレンドよりも上位足(1時間足)のダウントレンドの方が強いと言えます。

そのため上位足でダウントレンドが継続していくという目線でいれば、戻し高値を超えてしまうとダウントレンドは終了になるので、上昇しても戻し高値のレートまでであるという判断になるわけです。

 

 

その後

エントリーから約3時間半後に利確ポイント(チャート内の赤丸)に到達して利食いをすることができています。

2016-11-3-ex

利確ポイントでカップアンドハンドルになり、レートが下落しているのを確認できますよね。

 

 

まとめ

利確の目安として判断した価格帯までレートが来るという保証はありません。

今回のトレード事例がいい例だと思うのですが、エントリーから約5分ほどで利確ポイントの手前2~3pipsまでレートが到達しましたが、そこからレートが折り返して決済するまで約4時間ぐらいかかっています。

今回はチャートを見れなくOCOで放置で利確になっていましたが、上位時間足が売りの圧力が強い中でのロングポジションの保有なので、利確ポイントまで到達しない可能性も大きかったと言えます。

 

自分自身で設定した利確のポイントまでレートが来なかった場合を想定すると、どうなれば利確をしてしまった方がいいのか?またはまだポジションを保有していた方がいいのか?といったエグジットの展開の予測と判断を決めておきましょう。

 

 



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