フィボナッチリトレースメントの基礎的な使い方や引き方とは?FX初心者に数値をわかりやすく解説

この記事は3分で読めます

メッシです。

 

相場環境を分析したりエントリーや利確の目安として判断するために非常に便利なテクニカル指標(フィボナッチリトレースメント)があります。

今回はフィボナッチリトレースメントの基礎的なことを解説していきます。

最後に確認テストがあります(^^)

目次

テクニカル指標を使用する際に気をつけることとは?

まずフィボナッチリトレースメントを説明する前に、テクニカル指標を使用する際に注意することがあります。それは相場参加者が使用している人が多いか?意識されるのか?といったことです。意識されないテクニカル指標を使用しても意味が無いですので。

 

そのため相場参加者の多くが使用していて、意識されるテクニカル指標を用いる必要があります。

そういった意味ではフィボナッチリトレースメントは、相場参加者の多くが使用しているため意識されやすいと言えます。

 

 

フィボナッチリトレースメントとは?

フィボナッチを耳にしたことがある方もいるかもしれませんが、フィボナッチ数列が有名ですね。

「0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144・・・」といったように、どの項もその前の2つの項の和になっています。

 

この数列は自然界の法則の一部とも言われていて自然界を探してみると色々とあてはまります。例えば花びらの数や雪の結晶の比率などはフィボナッチ比率になっています。そういった自然界に当てはまることは、相場にも当てはまるという考えて使われています。

 

 

では、フィボナッチに関して説明していきますが、まずはトレンドの特徴について知っておかなければなりません。なぜならフィボナチリトレースメントは、トレンドが出ている時に使用するものだからです。

 

相場はトレンドが発生しても一直線に上がり続けたり下がり続けるわけではありません。アップトレンドであれば押し目をつけるために下落する状態はありますし、ダウントレンドでも戻しをつけるために上昇する場面があります。

つまりトレンドというのはアップトレンドであれば下がりながら上がるトレンドであり、ダウントレンドであれば上がりながら下がるトレンドであるということになります。

 

 

ではこの両方のトレンドがどこまで押し目や戻しが入るのか?といった予測を付けることができたら便利ですよね?フィボナッチリトレースメントはそういった予測を付けることができるテクニカル指標です。

 

 

押しや戻しの目安の判断になる

フィボナッチリトレースメントは相場にトレンドが出ている時に、以下のような一時的な押し目や戻りの目標価格を判断する際に使います。

・アップトレンドであれば押し目がどの辺まで入るのか(どこまで下がるか知りたい)

・ダウントレンドであれば戻りがどの辺まで入るのか(どこまで上がるか知りたい)

 

意識される代表的な数値として、38.2%・50%・61.8%が特に意識される傾向があります。

※その他にも私は、トレンド転換を捉えるという考えで9%も意識しています

 

 

押し目や戻しがどこまで入るのかによってトレンドの勢いを判断することができます。

・38.2%で止まってトレンドに戻る場合は、勢いが強いトレンドである

・50%で止まってトレンドに戻るようであれば一般的な勢い

・61.8%で止まってトレンドに戻るようであれば、勢いが弱いトレンドである

 

・38.2%で折り返したケース(ダウントレンド)

38.2

 

・50%で折り返したケース(ダウントレンド)

50

 

・61.8で折り返したケース(アップトレンド)

61.8

 

 

サポートやレジスタンスとしての判断になる

また、フィボナッチリトレースメントは水平線と同じようにサポートラインやレジスタンスラインにもなるため、相場を分析するためのツールとしても使用できますし、エントリータイミングやエグジットといった目標にも使用することができます。

 

実際にチャートで見てみましょう。

フィボが水平線の役割

61.8%がレジサポ転換、サポレジ転換して意識されているのを確認できます。

ここはフィボナッチリトレースメントを引いていなくても、水平線で引くべき所です。きれいにレートが止まっているのがわかると思います。

 

 

フィボナッチリトレースメントの引き方とは?

下から上に引いて使用する引き方下から上に引いて使用する引き方があります。

 

・下から上に引くフィボナッチリトレースメント

意識されている(分かりやすい)安値を始点として、そこから一番高値に終点を合わせます

・上から下に引くフィボナッチリトレースメント

意識されている(分かりやすい)高値を始点として、そこから一番安値に終点を合わせます

 

注意しなければならないのは、終点は一番高値か安値になるので市場参加者と同じ所に合わせられると思いますが、始点はどこを視点にするのかの判断が人によって違うので、人によって違いが出てきます。市場参加者が意識しない所に始点を合わせてしてしまうと、全く意識されない所にフィボナッチリトレースメントを合わせてしまうことになりますので、気をつける必要があります。

 

 

今回はフィボナッチリトレースメントについて基礎的な知識や引き方について解説してきました。

是非トレードに有効活用して頂けたらと思います。

 

 

確認テスト

フィボナッチリトレースメントについて理解ができているかどうか確認テストを解いてみましょう。

 

問題

①フィボナッチリトレースメントを引くことで、判断できることは何ですか?

2つ答えて下さい。

 

②押し目や戻しがどこまで入るのかによって、トレンドの勢いを判断することができますが、

38.2%で止まってトレンドに戻る場合と、61.8%で止まってトレンドに戻る場合は、

それぞれトレンドの勢いはどの程度ですか?

 

回答

①押しや戻しの判断の目安になる・サポートやレジスタンスとしての判断になる

②38.2%でトレンドに戻る場合は勢いが強いトレンドである・61.8%でトレンドに戻る場合は勢いが弱いトレンドである

 



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