メッシです。
時間の経過とともに形が変化するボリンジャーバンドですが、とても奥が深いトレードに万能なインジケーターと言えます。
私もチャートに表示してトレードに活用しています。
ということで今回はボリンジャーバンドについて基礎的なことになりますが、特徴・見方・設定などを説明していきたいと思います。
最後に確認テストがあります(^^)
目次
ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドは一般的にMAの上下に3本の線を表示したテクニカル(トレードの補助として、チャート上やチャートの下に表示したツール)です。
標準偏差をもとに算出した値のボラティリティ(可動域)が、±1σ、±2σ、±3σといった曲線で時間の経過と共に自動的に表示されます。
一番外側の2本青い点線が±3σ、ピンクの点線が±2σ、緑の2本の点線が±1σです。
※1標準偏差を細かく説明するとなると計算式を使ったりと説明が長くなってしまうので、“統計値のばらつき具合を表す数値の1つ”と簡単に認識しておきましょう。
※2ボラティリティに関してはFXのボラティリティとは?をご覧ください
私はチャートに3本表示してトレードしていますが、人によっては用途の違いから±1σのみ、±2σのみといった表示をする方もいます。
ボリンジャーバンドの特徴について
ボリンジャーバンドの特徴は色々とあるのですが、ここでは基礎的な特徴の以下2つを押さえておきましょう。
・ボリンジャーバンドの中にレートが収まる
・スクイーズ&エクスパンションを繰り返す
ボリンジャーバンドの中にレートが収まる
値(レート)の大半がバンドの中に収まるという特徴があり、±1σ~±3σによってそれぞれバンド内に収まる確率は変わってきます。
どのくらいの確率なのかというと、文献や人によって差異がありますが、
±1σに収まる確率は68.27%
±2σに収まる確率は95.45%
±3σに収まる確率は99.73%
といった感じの確率です。
例として下のチャートを見てみましょう。
±3σを超えてもすぐに±3σの中に戻っていますよね(黄色で色付けしたポイント)。
※±2σや±3σに触れたり抜けたりするとバンド内に戻されて収まる傾向にありますが、トレンド転換するということではなく、±2σや±3σにタッチしたら逆張りをすればいいということではありませんので注意しましょう。
スクイーズ&エクスパンションを繰り返す
他にもボリンジャーバンドには押さえておかなければならない特徴があります。
その押さえておかなければならない特徴に”スクイーズ”と”エクスパンション”を常に繰り返すというものがあります。
・スクイーズ
ボラティリティが無い時(レートの値動きが小さい時)は標準偏差も小さくなり、レートがMAに近づくと共に上下のボリンジャーバンドが閉じてきます(赤い矢印のポイント)。
・エクスパンション
ボラティリティが大きくなる(レートの値動きが大きくなる)と標準偏差も大きくなり、上下のボリンジャーバンドは広がってレートがMAから離れていきます(赤い矢印のポイント)。
このように相場ではボリンジャーバンドが常に開閉し、スクイーズとエクスパンションを繰り返すことで成り立っているわけです。
簡単にボリンジャーバンドの基礎的なことを説明してきましたが、ボリンジャーバンドをチャートに表示するとことでチャートを見る視野が広がり、トレードにも有効活用できます。
どのようにトレードに有効活用するのか、実践的なことはボリンジャーバンドのトレードに有効な見方とは?をご覧ください
確認テスト
今日の内容が落とし込めたかどうか下の問題を解いてみましょう。
問題
次の文章を読んで①~③の穴埋めをして下さい。
・ボリンジャーバンドの特徴として値の大半がこのバンドの中に ① という特徴があり、
またボリンジャーバンドは ② 、 ③ を常に繰り返すという
特徴もあります。
・レートがMAに近づくと共に上下のバンドが閉じていくことを ② と言い、
上下のボリンジャーバンドが広がり、レートがMAから離れていく状態を ③ と
言います。
回答
①収まる ②スクイーズ ③エクスパンション
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