メッシです。
MT4を使用するうえで、設定や操作内容によっては手間や時間がかかってしまい、わずらわしいと感じたことがあるかと思います。
MT4を操作するのにいちいち時間や手間をかけるのは面倒ですよね。
そういったことからMT4にはショートカットキーが色々と設定されています。
以前、効率が上がるおすすめなMT4の便利な機能や使い方とは?という記事でショートカットの機能について簡単に解説しているんですが、実はMT4にはまだまだ紹介していないショートカット機能があります。
知っておくとMT4操作が単純化できて時間も効率よく使えますので、今回はMT4のショートカット機能のまとめについて解説していきますね。
目次が大分多くなりましたが、一覧として活用ください。
目次
Fキーを使ったショートカット
Fキーは「F1」~「F12」まであり、「F1」~「F12」だけでもショートカット機能がありますが、他のキーお組み合わせることでも違ったショートカットができます。
それでは「F1」から見ていきましょう。
「F1」 ”ユーザーガイド”の表示
ユーザーガイドは、MT4を使用するうえでのヘルプガイドになります。
「F2」 ”ヒストリーセンター”の表示
ヒストリーセンターは、ヒストリカルデータ(チャート分析やEAの最適化を分析するために使用する過去データで、常にアップされる)を利用・ダウンロードするために開くウィンドウです。
「F3」 ”グローバル変数”の表示
グローバル変数とは、コンピュータプログラミングにおいて全てのスコープ(ある変数名や関数名といった名前を参照できる範囲)からアクセスできる変数のことで、EAを作成する時などに使用します。
「F4」 ”Meta Editor”の表示
Meta Editorは、独自のインジケーターや自動売買プログラムを作成するために用意されているものです。
「F6」 ストラテジーテスターを呼び出す
チャートに適用しているEAをストラテジーテスターに呼び出します。
「F7」 ダイアログボックスを表示
チャートに適用しているEAの各種設定をするダイアログボックスを表示します。
※ダイアログボックスは別個に開くウィンドウのことで、ユーザーが見逃さないように操作中のウィンドウの手前に重なるように表示されます
「F8」 ”チャートのプロパティ”を表示
チャートのプロパティは、チャートの各種設定を変更することができるウィンドウです。
プロパティからチャートの色や、その他の表示を変えることができます。
「F9」 ”発注画面”の表示
発注画面はエントリーする際に注文を出す画面です。
「F10」 ”気配値のポップアップの表示”を表示
通貨ペアの気配値であるBidとAsk(売値と買値)一覧が表示されます。
「F11」 フルスクリーン表示・非表示
ツールバー等を非表示にし、チャートをフルスクリーンにすることができるので、より広い範囲(広い上下の幅で)でチャートを表示させることができます。
戻す時は同様に「F11」で通常のチャート表示に戻ります。
※右がフルスクリーン表示にしたチャート
「F12」 ローソク足を1本ずつ右側に表示
チャート(ローソク足)を1本ずつ新しい日付(右)へ表示させます。
MT4で検証をする場合、1本ずつ未来のローソク足を表示できるので便利です。
※逆に1本ずつ過去(左)にローソク足をずらして表示するのは「Shift+F12」
「Shift+F1」 ユーザーガイドの表示
チャート上に”?”が表示され、クリックすると”ユーザーガイド”が表示されます。
「F1」だけでも同様に”ユーザーガイド”が表示されます。
「Shift+F5」 前のチャートグループに戻す
チャートグループを前のグループに戻すことができます。
※下の画像はDefaultにチェックが入っており、「Shift+F5」でSwiss Francに変わります
「Shift+F12」 ローソク足を1本ずつ左側に表示
チャート(ローソク足)を1本ずつ古い日付の方へ表示させます。
※逆に1本ずつ未来(右)へローソク足をずらすのは「F12」
Ctrlキーを使ったショートカット
Ctrlキーを使用したショートカットは、Ctrlキーと他のキーを組み合わせることでショートカット機能になります。
Ctrlキーを使用するショートカットはたくさんあるので、一つ一つ見ていきましょう。
「Ctrl+A」 サブウィンドウの高さをデフォルトに戻す
オシレーターなどをチャートに表示している場合、MT4の下に表示されます。
オシレーターの表示の縦幅を広げたり狭くしたりしている場合、つまりデフォルトから幅を変えた場合、「Ctrl+A」でオシレーターを表示しているサブウィンドウがデフォルトの幅に戻ります。
※左がサブウィンドウの幅を変えた状態で、右が「Ctrl+A」でデフォルトに戻した状態
「Ctrl+B」 ”表示中のライン等リスト”を表示
チャートに描画しているツール(ラインやテキスト、図形、矢印など)一覧のウィンドウを表示します。
「Ctrl+C」 クリップボードにコピー
クリップボードは、コンピュータ上で一時的にデータを保存できる共有のメモリ領域のことです。
「Ctrl+D」 ”データウィンドウ”の表示・非表示
表示しているチャートの情報をチャートの左側に表示・非表示します。
「Ctrl+E」 ”自動売買”のON、OFF
自動売買の有効化・無効化を設定します。
「Ctrl+F」 ”クロスカーソル”を表示
チャート上に十字のクロスカーソル(十字の中心のレートの情報などがわかる)を表示させます。
※マウスのホイール(クルクル回るところ)を押し込んでも表示されます
「Ctrl+G」 ”グリッド”の表示・非表示
チャートに升目の点線であるグリッドを表示・非表示させます。
「Ctrl+H」 ”四本値”の表示・非表示
チャートの左上に現在レートの四本値が表示されますが、その四本値の表示・非表示をします。
「Ctrl+I」 ”表示中のインディケータ”のウィンドウを表示
チャート上に表示しているインディケーターの一覧をウィンドウで表示します。
「Ctl+L」 ”出来高”の表示・非表示
チャートの下に出来高(緑の棒グラフ)を表示・非表示させます。
「Ctrl+M」 ”気配値”の表示・非表示
チャートの左側に通貨ペアの気配値(BidとAsk)一覧を表示・非表示させます。
「Ctrl+N」 ”ナビゲーター”の表示
チャートの左側にナビゲーターを表示・非表示させます。
「Ctrl+O」 ”オプション”の表示
ログインIDを確認したり、ツールの設定等を行うオプションの画面を表示させます。
「Ctrl+P」 印刷ウィンドウの表示
チャートを印刷するためのウィンドウを表示させます。
「Ctrl+R」 ”テスター”の表示・非表示
ストラテジーテスターを使用するうえで、設定するためのウィンドウを表示・非表示させます。
「Ctrl+S」 チャートを拡張子(「CSV」、「PRN」、「HTM」)を付けたファイルに保存
※拡張子は、ファイルの種類を特定するためにファイル名につけられる文字列で、ファイル名の一番右側に記述されます。
「Ctrl+T」 ”ターミナル”の表示・非表示
チャートの下にターミナル(証拠金やトレード履歴などを確認できるウィンドウ)を表示させることができます。
「Ctrl+U」 ”通貨ペアリスト”の表示
通貨ペアリストは、使用している証券会社によって通貨ペア数が違います。
「Ctrl+W」 通貨ペアを削除
表示している通貨ペアを削除します。
「Ctrl+F4」も同じ機能です。
「Ctrl+Y」 ”期間区切り表示”の表示・非表示
一日の区切りを縦の点線で表示・非表示します。
「Ctrl+Z」 削除したオブジェクトの再表示
※オブジェクトは水平線や図形、矢印等のツール
削除したオブジェクトを復元させることができ、「Alt+Backspace」でも同様に復元できます。
「Ctrl+Tab」 ”別の通貨ペア”を表示・非表示
表示している通貨ペア一覧から違う通貨ペアを表示します。
※「Ctrl+F6」でも同様にショートカットできます。
「Ctrl+F1」 ”オンライン検索”の窓を表示・非表示
チャートの右上にある検索窓を表示・非表示します。
「Ctrl+F4」 表示している通貨ペアを削除
表示している通貨ペアを削除します。
「Ctrl+W」も同様のショートカットになります。
「Ctrl+F5」 前のチャートグループを表示
チャートグループを次のグループに戻すことができます。
※下の画像はDefaultにチェックが入っており、「Ctrl+F5」でBritish Poundに変わります
「Ctrl+F6」 表示している通貨ペアから別の通貨ペアに表示を変える
表示している通貨ペア一覧から違う通貨ペアを表示します。
※「Ctrl+Tab」も同様にショートカットできます。
「Ctrl+F9」 ”ターミナルの取引”を表示
※「Ctrl+T」も同様にターミナルを表示しますが、「Ctrl+F9」はターミナルの”取引”を表示させます。
Altキーを使ったショートカット
Altキーを使ったショートカットはAltキーと他のキーを組み合わせることでショートカットになります。
いくつかあるので見ていきましょう。
「Alt+1」 ”バーチャート”に変換して表示
レートの表示をバーチャートで表示させることができますが、ローソク足の表示が一般的だと思いますのでこのショートカットは使用する頻度が少ないかと思います。
「Alt+2」 ”ローソク足”に変換して表示
レートの表示をローソク足で表示させるショートカットキーになります。
MT4をダウンロードした時は、つまりデフォルトではレートの表示がバーチャートになっていますので、「Alt+2」のショートカットでローソク足に表示を変えると便利です。
「Alt+3」 ”ラインチャート”に変換して表示
レートの表示をラインチャートで表示させることができますが、ローソク足の表示が一般的だと思いますのでこのショートカットは使用する頻度が少ないかと思います。
「Alt+A」 テスト等の結果をクリップボードにコピー
クリップボードはコンピュータ上で一時的にデータを保存しておく場所のこと
「Alt+Backspace」 削除したオブジェクトの再表示
削除した(してしまった)ツール(水平線や図形、矢印等)を復元させることができます。
「Ctrl+Z」でも同様に復元できます。
「Alt+F4」 MT4を閉じる
MT4を終了します。
「Alt+W」 チャートウィンドウの表示
表示している通貨ペア一覧のウィンドウが表示されます。
その他のキーを使ったショートカット
「5」 チャートの縦幅をレートに合わせて表示
スケールの固定をしている場合、チャートをスクロールしていくと上下の表示する幅を固定しているため、画面からレートが見えなくなります(下の2枚の画像の上のチャート参照)。
※スケールの固定は「↑」チャートを左側にスクロール のところで解説しています
そこで「5」を押すことで、チャートの表示をスケール解除にした表示になります(下の2枚の画像の下のチャート参照)。
※ちなみに「5」を押すと通常通りに表示されますが、スケールの固定は解除になっていません
「Home」 チャートの一番古い日付まで移動
使用する証券会社のMT4によって表示できる期間は違ってくるのですが、「Home」ボタンを押すことで表示できる一番過去チャートの日付まで移動することができます。
「End」 チャートの一番新しい日付(現在のレート)まで移動
検証などで過去チャートをさかのぼって見ている場合、最新のレート(現在レート)を見たい時に「End」ボタンを押すことで、現在レートのチャートを表示させることができます。
「Page Up」 チャートを一画面ずつ左へスクロールする
表示されているチャートの期間と同じ範囲の期間を左(過去)にスクロールします。
「Page Down」 チャートを一画面ずつ右へスクロールする
表示されているチャートの期間と同じ範囲の期間を右(未来)にスクロールします。
「Backspace」 最後にチャートに描画されたオブジェクトをチャートから削除する
※オブジェクトは、チャート上に表示させることができるラインやチャネル、フィボナッチ、図形、矢印などの総称した名称
チャート上に描画した水平線やトレンドラインなど、いくつかチャートに表示している場合、最後に表示したオブジェクトが削除されます。
「Backspace」を続けて押した場合、最後に描画したオブジェクトから順番にチャートから削除されていきます。
「Delete」 選択した全てのオブジェクトをチャート上から削除する
選択状態にしているインジケーターやツール(水平線やトレンドラインなど)を一括で削除することができます。
「Esc」 ”ダイアログ画面”を閉じる
※ダイアログ画面とは、MT4上に呼び出した小さなウィンドウ画面のことで、例えば「発注画面」や「プロパティ」などの総称
これらのウィンドウを閉じたい時に、「Esc」を使用すると右上の×までカーソルを移動させなくてもウィンドウを閉じることができます。
「Enter」 ”ファーストナビゲーションウインドウ”を表示・非表示させる
※ファーストナビゲーションウィンドウとは、チャートの左下の表示させることができる日付を入力することができるウィンドウのこと
ファーストナビゲーションに日付を入力すると、入力した日付をチャートの左側に表示させることができます。
「+」 チャートをズームイン
チャートの表示(ローソク足)を拡大し、見える範囲を狭くします。
「-」 チャートをズームアウト
チャート表示(ローソク足)を縮小し、広い範囲を見えるようにします。
「→」 チャートを右側にスクロール
ローソク足を数本分日付が新しい方へずらします。
「F12」もローソク足を右にずらすショートカットキーでしたが、「F12」は1本ずつで「→」は数本分ずらして表示させます。
「←」 チャートを左側にスクロール
ローソク足を数本分日付が古い方へずらします。
「Shift+F12」もローソク足を左にずらすショートカットキーでしたが、「Shift+F12」は1本ずつで「→」は数本分ずらして表示させます。
「↑」 チャートを左側にスクロール
①「←」と同様に、ローソク足を数本分日付が古い方へずらします。
②その他に「スケールの固定(※)」を設定している場合、チャートを上側にずらします。
※「スケールの固定」とは、チャートの上下の幅の範囲を固定する設定です。「スケールの固定」を設定しておくと、チャートを左右にスクロールさせても常に一定の上下の幅を保ったままチャートが表示されます。
「スケールの固定」の設定の仕方は、”プロパティ”から”全般”を選択して”スケールの固定”にチェックを入れ、チャート上下の幅の数値を入力して”OK”を選択すると完了です。
「↓」 チャートを右側にスクロール
①「→」と同様に、ローソク足を数本分日付が新しい方へずらします。
②その他に「スケールの固定(※すぐ上のスケールの固定の説明を参照)」を設定している場合、チャートを下側にずらします。
まとめ
基本的にはマウス操作で全てこと足りるのですが、時間と手間を省くためにショートカットは便利です。
今回ご紹介したショートカットは種類が多く、使う頻度が少ないものもあります。
ですので、覚えておいた方が良いショートカットを下にピックアップしておくので、それらを是非使用してみて下さい。
「F8」 ”チャートのプロパティ”を表示
「F9」 ”発注画面”の表示
「Ctrl+F」 ”クロスカーソル”を表示
「Ctrl+T」 ”ターミナル”の表示・非表示
「Ctrl+Z」・「Alt+Backspace」 削除したオブジェクトの再表示
「Ctrl+F9」 ”ターミナルの取引”を表示
「Backspace」 最後にチャートに描画されたオブジェクトをチャートから削除する
「Delete」 選択した全てのオブジェクトをチャート上から削除する
「Enter」 ”ファーストナビゲーションウインドウ”を表示・非表示させる
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