相場参加者が意識している水平線を引けたとしても、相場は常に動いているので、いずれ意識されなくなる時が来ます。
そのため、引き直しなどの修正が必要になってくるわけです。
では、どういう時に水平線の引き直しが必要になってくるのか、状況を説明できるでしょうか?
これを一言で説明できない場合は、水平線の引き直しを上手くできないことになるので、ちゃんと理解しておく必要があります。
ということで今回は、「水平線の引き直しや消すタイミング」に関して説明していきますね。
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水平線の引き直しや消すタイミング
相場参加者が意識するポイントに水平線を引き、さらに接点が多くなる所に水平線を微調整したとしても、それで終わりになるわけではありません。
なぜなら、その水平線が一定期間意識されていたとしても、いつかは意識されなくなる時が来てしまうからです。
常に相場は動いて新しい情報を更新していることから、水平線も新陳代謝をしなければいけません。
相場参加者が意識するであろう所に水平線を引けたとしても、必ず意識される保証は無いですよね?
そして、仮に意識されてその水平線で止まったとしても、その後はどうなるか分からないと思うのですが…
相場に絶対は無いって言うじゃないですか。
その通りです。
引いた水平線まで価格が来ても必ず意識される保証はありません。
また、過去に何度も価格を止めている水平線であったとしても、いつかは抜ける時が来ます。
では、その場合はどうするのでしょうか?
引き直したり消したりしますよ。
相場は常に動いているので、水平線も新陳代謝が必要ですからね。
では、水平線を抜けてしまったタイミングで引き直せばいいわけですか?
いえ、水平線をただ抜けただけでは、引き直したり消したりしません。
なぜなら、抜けてしまってもその後エントリータイミング(サポレジ転換・レジサポ転換)に使える可能性があるからです。
なるほど。
では、どうなったら引き直すんでしょうか…?
結論から言うと、水平線の引き直しや消すタイミグは、機能しなくなったと判断できる時になります。
言い換えると、水平線が抜いて抜き返されてしまった時です。
なぜなら一度水平線を抜けただけでは、機能していないと判断するにはまだ時期尚早だからです。
その後、水平線まで戻ってきてサポレジ転換・レジサポ転換するようであれば、その水平線が機能している(意識されている)ことになるからですね。
実際に水平線の引き直しや消すタイミングを見てみましょう。
直近安値に引いた水平線を抜けた後(左のチャート)、水平線が戻ってきて止まったため引き直しや消去の必要が無い状況(右のチャート)。
直近安値に引いた水平線を抜けた後(左のチャート)、水平線が戻ってきて止まらなかったため引き直しや消去の必要がある状況(右のチャート)。
簡単に解説しましたが、水平線の引き直しや消すタイミングを分かって頂けたと思います。
抜いて抜き返されてしまった所は、もはや山でも谷でも無くなっているので、水平線を引くポイントですらなくなっているということを理解しておきましょう。
まとめ
今回は水平線の引き直しや消すタイミングに関してお伝えしてきました。
常に相場は動いているので、水平線も新陳代謝をしなければいけないことを押さえておきましょう。
そのうえで引いた水平線を引き直すタイミングは、抜いて抜き返されてしまったら引き直すということでしたね。
分かっているつもりでも意外に水平線の引き直しができない方が多いので、実際にチャートで練習することをお勧めします。
そして混乱しやすいことは、直近の情報が一番重要視されるということです。
仮に過去に何度も止められた価格帯があったとしても、一番直近で機能していなければ水平線を引く意味がありませんので注意しましょう。
例を見てみると、下のチャートは、過去に3度(青丸)価格が止められた状況であり、水平線を引きたくなる方もいるかもしれません。
しかし、直近(チャートの右側)で抜いて抜き返されてしまっていれば(青矢印)、すでに機能しなくなっていると判断できるので、水平線を消したり引き直す必要があります。
要するに一番直近の情報が重要視されるので、一番直近が抜いて抜き返されてしまったら引き直せばいいということですね。
次回は「水平線の断捨離」に関してお伝えしますので、ついついチャートに水平線が増えてしまう方、なるべく少ない水平線にしたい方は必読です。
お楽しみに。
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