水平線講義 Vol.5の”自分の引いた水平線を過信しない”の記事から少々間が空きましたが、今回は「価格が止まっていてもサポート・レジスタンスされていない調整局面」に関してお伝えしていきますね。
この記事を読み進めることでトレードするべき価格帯になるのかならないのかの見極めができるようになるので、無駄なトレードをして損切りになることを回避することができます。
※※※この記事の内容を文章で読む場合はここから下へをうぞ※※※
価格が止まっていてもサポート・レジスタンスされていない状況を知る
価格が止まっているところ全てが、サポート・レジスタンスされていると思ってはいないでしょうか?
実は、価格が止まっていてもサポートやレジスタンスされて止まっているわけではなく、その価格が意識されていない状況があります。
ということは、その状況は水平線を引くべきところではないということになり、再度その価格にレートが来たとしてもトレードする価格帯にならないので注意が必要です。
まずはその場面を見てみましょう。
こういった所に水平線を引くと、後々レートが来たとしても止まらない可能性が高い傾向にあります。
つまり、赤丸のポイントはトレンドが一服している調整局面になるので、止まっているその価格が意識されているわけではないということです。
こういった調整局面を、トレードプランを作る際やトレードする際の価格の目安として判断しないようにしましょう。
ちなみに価格が意識されてサポーやレジスタンスとして止められる状況はと言うと、【水平線講義 Vol.1】水平線を引く意味と理由・引き方と合わせ方とは?で解説していますが、山や谷となっている状態を指します。
サポートであればV字で反発している状況ですね。
トレードポイントと調整局面を考えてみよう
コミュニティメンバーから今回のテーマに良い質問をもらっているので、例を見てみましょう。
以下、ここからのチャートは、以前コミュニティのメンバーから届いた各時間足(AUDJPY 2022.12.2. 日足・H4・M30)の考察とキャプチャです。
※実際にあなたも考察してみて下さいね。
豪ドル円のD1の下の水平線がサポートラインとなっていたのでそ
日足
H4では水平線を割って来ていたので下目線になっていると思いま
H4
M30でサポレジ転換していることと、
M30
M30でサポレジ転換しているという部分についてですが、おそらくこちらの青丸のポイントですね。
この青丸のポイントは、サポレジ転換しているわけではないので水平線は引けませんので、トレードする価格にはなりません。
このポイントでトレードすると、おそらく損切りになりますよ。
私であればトレードする価格帯として優位性が高いのはこちらの黒いラインの価格だと思うので、引きつけた方が良いと考察します。
赤丸でのサポートが2点確認できますし、ここは上位足のH1やH4で見てもサポートされてますからね。
その後、M30ではリトレースがもうちょっと入り、黒いラインでサポレジ転換して下落していきました。
M30
まとめ
今回はサポート・レジスタンスとして価格が止まっていることと、調整局面で価格が止まっている違いに関してお伝えしてきました。
基本的にサポートやレジスタンスされている状況は、山や谷になってしっかり反発して価格が止まっている状況を言います。
例えばサポートで言えばVのような動きになる状態ですね。(下画像の赤のV参照)
それに対し、サポートやレジスタンスされていない状況はと言うと、山や谷になっていない状態で価格が止まっている状況になります(※全てが当てはまるわけではありません)。
トレンドの途中で横に流れてレンジを形成している状況が一例になります。
こういった調整局面は、一定の価格で止められている状況になるので水平線を引いてしまいがちになりますが、その価格帯が意識されて止まっているわけではないので、注意しましょう。
水平線を引くべき状態ではないため、再度その価格に来たとしてもトレードする価格帯にはならないということです。
ぜひ意識するようにしてみて下さい。
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