メッシです。
「エントリーするとすぐに逆行してしまう」、「トレード後に何でエントリーしたの理由がかわからない」などの悩みがある場合、難しいポイントでエントリーしてしまっていることが考えられます。
特に時間足が小さくなればなるほどトレードの難易度は高くなりますので、トレードはより簡単にに考えて行う必要があります。
ということで今回は、「より簡単にトレードするために」ということでトレード事例も兼ねて紹介していきます。
目次
トレードをより簡単にするには?
トレードをより簡単に考えるには、結論から言ってしまうと
①長期足の節を探す→②下位足でチャートパターンを探す→③エントリーする
のステップです。
長期足の節を探す
まずは長期足の節を探してラインを引き、そこまでレートが来るのを待ちましょう。
もちろんエントリーチャンスは多くありませんが、より強い節(サポートやレジスタンス)で勝負することができます。
下位足でチャートパターンを探す
長期足よりも下位足というと複数ありますが、エントリーの執行時間軸をこだわって固定せず、きれいにチャートパターンが出ている時間足を探してエントリー執行足にしましょう。
※私もエントリー執行足は毎回バラバラです
エントリーする
後はタイミングを合わせるだけですが、あなた自身のエントリールールに沿ってエントリーを遂行するだけです。
※例えば私の場合、ショートするなら陰線確定を待つなどがありますが、陽線ではエントリーしないということです。
簡単にトレードをより簡単にするステップを説明しましたが、上記のことを踏まえてトレード事例を見ていきましょう。
トレード事例
今回のトレード事例は2017.4.18のUSDJPY(下位足のトレンド転換で上位足のトレンドに方向に乗っていくトレード)になります。
上位足のマルチタイムフレーム分析
まずは上位足の4時間足から時間足を落として見ていきましょう。
4時間足
4時間足を見ると、直近のレンジ帯(グレーで色付けしてあるところ)を下にブレイクアウトして抜け、高値と安値を共に切り下げてダウントレンドが発生している状況を確認できます。
最安値をつけた(4時間足で)後、リトレースで青いラインの戻し高値付近までレートが上昇し、現在レートはその付近から陰線をつけている状況です。
※最安値をつけた戻し高値を上抜けしない限りは、ダウントレンド継続になります(トレンドの見方は初心者でも簡単にわかるトレンドとダウ理論を参照ください)。
4時間足の戻し高値付近から陰線をつけて落ち始めているので、下位足で売れる形があればショートを狙いたいところです。
エントリー
エントリー執行足は30分足(転換を示唆するチャートパターンのダブルトップが30分足に出現していたことから)を選択しました。
※下はエントリー直後のチャート
MA反発した陽線の次足の陰線確定でショートエントリーしています(エントリー足の陰線は、「ネックラインのサポレジ転換」に加えて「MAでレートが止められて反発した」という2つの根拠が重なります)
※エントリー足の1本前の陽線がネックラインとMAで反発してひげで引けていますが、私はショートの場合、陽線ではなく陰線でエントリーするため、陰線確定を待ちました.
利確の考察
上位足の4時間足を考えるとダウントレンドであるため、トレンドが継続するのであれば最安値を割っていく流れになります。
しかし、トレンドが継続するという保証はありませんし、誰にもわかりません。
今回のトレード事例だけでなく、他のトレードでもトレードスタイルによって利確の判断は変わってくるのですが、今回のトレードはエントリーから「スイング」と「デイ」でトレードすることが考えられます。
スイングとデイのどちらでポジションを保有するのかで当然利確目標の目安は変わってきますよね。
スイングを想定してエントリーした場合
まずスイングを想定してエントリーしている場合、上位足(4時間足)がダウントレンドであることから、最安値を割っていくことを前提にエントリーすることになるため、利確目標は4時間足よりも上位足をマルチタイムフレーム分析して考えなければなりません。
※スイングを想定してエントリーした場合の利確目標は、今回は割愛します
デイを想定してエントリーした場合
デイトレードでエントリーしている場合、主にその日のうちに決済することを考えるため、4時間足のトレンドが継続しようがしまいがあまり関係ありません。
なので、安値の手前辺りを利確目標にすることが無難です。
先程スイングを想定してエントリーする場合は、上位足を加味して利確目標を判断するということを先程説明しましたが、今回はデイでエントリーしているためエントリー足の30分足で考察します。
30分足で利確目標を考えると、いくつか利確の目安の候補が挙げられます。
・フィボナッチを表示して考えるなど
・縦軸で考える
※その他にもたくさん利確目安の考え方はあります
今回は縦軸で考え、大きくレートが上昇したポイント、つまり買いが入った価格帯(青丸)を重要視して判断しています。
エグジット
エントリーしてからしばらくの間、1時間足のボリンジャーバンドがスクイーズしていたため時間がかかりましたが、1時間足のボリンジャーバンドがエクスパンションしてからは、スムーズにレートが落ちてきて無事決済することができました。
下のチャートは決済直前
その後
下のチャートはエグジットから約15時間後のチャートです(エグジットポイントはチャート内の赤丸のところ)。
利確したポイントで下げ止まり上昇していますね。
しかし長期足はダウントレンドなので、後日にでも下落が動意付いて落ちていく可能性が高いと見ています。
まとめ
冒頭でも触れましたが、「エントリー後すぐに逆行する」、「後で見たら何でこんなところでエントリーしたのかわからない」と感じている方は、難しいポイントでトレードしてしまっていると思います。
①長期足の節を探す→②下位足でチャートパターンを探す→③エントリーする
このステップで優位性の高いポイントでトレードができ、かつ勝率も高く保てます。
もちろんこれ以外にも「上位足のトレンドの方向性を見る」、「上位足のボリンジャーバンドの開き具合を確認する」といった他のことをチェックした方がより高い裁量トレードになりますが、とりあえずは長期足の節を探して下位足に落とし、パターンを探してトレードをしましょう。
More from my site

利益を上げ続けるために
逆算して身に付けていく3つのポイントとは?
Midas FX公式メルマガでは一つ一つポイントを絞ってわかりやすくお伝えしています
さらに「Trade Workbook」&「レンジブレイクアウト攻略法」で
より具体的なスキル(手法やマルチタイムフレーム分析力)を身に付けることが可能です
※「Trade Workbook」と「レンジブレイクアウト攻略法」は
メルマガ登録後すぐ手に入ります
Midas FX公式メルマガ登録【今なら無料】
この記事へのコメントはありません。