水深100Mの世界とFXで共通するメンタルとは?アプローチとコントロールの仕方

この記事は4分で読めます

メッシです。

 

最近はチャートを使ったテクニカルな解説が多かったので、今回はメンタルについての記事を。
 

※今回お伝えしたい内容は、以下の動画(クレイジージャーニー2016年8月4日)の18:50~19:55なので、時間が無い方はその部分だけでも見て下さい。

 

メンタルはFXだけでなく、アスリートにとっても重要なものであるのは周知のことだと思いますが、特にフリーダイビングはメンタルのスポーツとも言われています。なぜなら常に死と隣り合わせのリスクがあり、メンタルの強さとコントロールができなければ命を落としてしまうことが往々にしてあるからです。そんな過酷な競技を行うフリーダイバーの話から、FXに吸収できることが実はたくさんあります。

 

ということで今回はフリーダイビングとFXで繋がるメンタルのアプローチの仕方について進めていきます。

 

まずはフリーダイビングがどういう競技なのか知っていきましょう。

目次

フリーダイビングとは?

フリーダイビングの競技について

そもそもフリーダイビングがどんな競技なのかと言うと、空気タンク無しで一息でどれだけ深く潜れるか競う競技を言います。

フリーダイビングにも色々種目があって潜水方法により8種目に分かれているのですが、その中の1つであるCWT(コンスタントウェイトウィズフィン)は代表的な種目で、足にフィンを着けて水中に垂直に設置したロープに沿って潜れる深さを競います。

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※1 足ひれと手のかき動作以外から推進力を得ることは禁止(ロープを掴む、引っ張る等)

※2 世界記録は水深128メートルでアジア記録は水深115メートル

 

水深100メートルの世界は気圧に直すと私達が生活する地上の11倍で、肺が握りこぶし大まで圧縮されてしまう世界というから驚きです。

 

現在の日本人トップの記録は水深115メートルでアジア記録にもなっているのですが、この記録がいかにすごい記録なのかというと…

・エベレスト登頂に成功した人間:世界で4000人以上

・月面着陸した人間:世界で12名のみ

・素潜りで水深115メートル到達した人間:世界で8人のみ(日本人は1人のみ)

 

水深115メートルとなるといかに限られた人間しか到達できない領域かがわかりますね。

 

 

フリーダイビングの危険性

フリーダイビングは一般人には経験することが無い水深深くだからこそ起こる恐ろしい現象があります。

 

・フリーフォール:水面30メートルまでは肺やウェットスーツの浮力が強いため、足を動かさないと潜っていけないが、30メートルまで行くとウェットスーツの浮力が無くなると共に肺も潰されるため、重力に引かれて吸い寄せられ、何もしなければ海底まで沈んでいく現象

・ブラッドシフト:主要な臓器(脳や心臓など)に血液が集まる現象で、末端である手足の血液は通常の状態より少なくなるため、動かせなくなる現象

・ブラックアウト:脳が酸欠状態になり、気絶・失神してしまう現象

 

こういった危険が常に水深深くでは隣り合わせなので、いかに自分の身体を知り、メンタルを「無」にすることができるかが重要になってきます。

※なぜ「無」の状態を作り出す必要があるのかというと、人体の中で脳が一番酸素を消費する臓器であり、水中で思考したりパニック状態になることで脳が酸素を消費してしまうことを防ぐため

 

 

この競技で記録を出すためには毎日の練習がカギとなる訳なのですが、冒頭でも触れたようにフリーダイビングはメンタルのスポーツで、いかにメンタルがブレないかにかかっています。

 

ではトップクラスのフリーダイバーは、常にメンタルを一定に保つためにどんなことに日常から気をつけているのか、トレーダーである私達もその姿勢を知ることでたくさんの学びがあります。

 

 

トップクラスのフリーダイバーの練習や日常の取り組みから学ぶべきこと

水深115メートルのアジア記録保持者の篠宮龍三さんによると、

・メンタルでメンタルは抑えられなく、日常の動作やルーティンワークからアプローチすることで「無」に持っていくことが可能である。

・練習の時から全く同じ動作と行動をルーティン化し、試合でも同じルーティンで臨むことで自分の中での「特別感」を排除して「無」の状態になる。

ということを語っています。

 

※参考著書

  

 

この考え方・姿勢はFXでも繋がる部分が大きく、参考になることが多いと考えます。

例えば損切りなることでメンタルが崩れてしまう人の例で話を進めますが、こういった人の場合、損切りを特別な出来事として捉えてしまうためにメンタルが崩れてしまうわけで、日ごろからルーティーンワークになっていれば特別感が無くなりメンタルは崩れなくなります(メンタルが崩れる原因は人によってそれぞれ違うので一概には言えませんが)。

 

どうしても1つ1つの損切りにフォーカスしてしまうと特別感を排除できないので、日頃から確率論として捉えておくことが必須です。

 

仮に自身のトレード勝率が70%の場合、10回に3回は損切りになる確率ですが、必ず10回中3回損切りになるわけではなく、4回、5回と損切りになることもあるでしょうし、1回しか損切りにならない時もあります。

損切りの回数が増減しようがこれは勝率70%に近づいているということなので、いちいち1回のその損切りにフォーカスしていたらきりがありません。

 

そのため損切りをあたりまえのように確率論として受け止められるようになるには、日常から損切りをルーティン化してたくさん損切りをすることが解決策です。とにかくたくさん損切りをしましょう。

※そもそも勝率自体が低くて悩みを持っている場合は、テクニカル的な問題(手法や優位性のあるポイントの割り出し)が考えられます。該当する場合は、まずトレードを見直して検証を重ねましょう。

 

 

まとめ

今回はフリーダイビングからFXのメンタル共通することとして書いてきましたが、メンタルが崩れてしまう悩みをお持ちの方は、まずは自分自身が何が原因でメンタルが崩れてしまうのか、引き金となる刺激を探すことから始めましょう。

 

原因がわかってしまえば対策は立てやすいですし、日常からルーティンワークとして組み込んでしまえばトレードでの特別感を無くすことができます。

 

冒頭でも紹介しましたが、Youtubeでも特集されているので、是非見てみて下さい。

クレイジージャー二―2016年8月4日(※18:50~19:55が見てもらいたいところ)



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