メッシです。
今回は以前頂いたご質問(すでに個別でお答えしています)についてお答えしていきます。
ご質問の内容はこちら
こんばんは。
いつもためになる記事をありがとうございます。
お言葉に甘えてお聞きしたいことがあります。
メッシさんがおっしゃるように上位の方向に合わせて1時間や30分のセンターボリンと水平線が重なるところで入るとかなりいい感じです。
ただ、今回の記事のように中期足でエントリーしたいポイントにきたとき下位足に落として見たとき5分や15分で上記のようなパターンにならなかった場合、(maプラス水平線)maや1σ以外でエントリーすることはありますか?
例えばダウだけで判断するなど。
お時間があるときに教えていただきたいです!
ということで今回は上位足のMA反発場面で下位足でタイミングを取るには?ということをテーマにトレード事例も兼ねて解説していきます。
目次
上位足でチャートパターンが出ている時は下位足でチャートパターンが無い時がほとんど
中・長期足のサポートラインやレジスタンスラインとMAが重なるポイントでエントリータイミングを計ろうとした際、下位足に落として見るとタイミングを取りづらい(チャートパターンが無い、ラインとMAが重ならないなど)時の方が多いと言えます。
こういった状況でエントリーしていくには何かしらでタイミングを計らなければいけないのですが、これは人によって三者三様で計り方は違います。
頂いたご質問では、上位足で水平線(サポート・レジスタンスライン)とMAが重なるポイントで、下位足のエントリータイミングの取り方(MAと±1σ以外で)ということでしたが、私のタイミングの取り方をいくつかご紹介していきます。
・±2σで逆張りする
・1つ下位足のMAを超えたら(ロングの場合はMA上抜けで、ショートの場合はMA下抜けで)
・ダウで判断する
±2σで逆張りする
±2σで逆張りでタイミングを取る方法を見ていきましょう。次の2枚は上位足のH1と下位足のM15のチャートです。
H1(グレーで色付けしたポイント:サポレジラインとMAが重なっているポイント)
M15(グレーで色付けしたポイント:H1のサポレジラインとMA反発が重なっている場面)
M15のグレーで色付けしているポイント(※H1のMA反発のポイント)は、ボリンジャーバンドがスクイーズしていてMAが水平です。こういう状況では+2σがレジスタンスになりやすいことから、矢印の陰線で逆張りでタイミングを取ることができます。
1つ下位足のMAを超えたら(ロングの場合はMA上抜けで、ショートの場合はMA下抜けで)
上位足がMA反発している場合、1つ下の下位足では±1σで反発していることが多い傾向にあります(もちろん相場次第なので絶対ではありません)。次の2枚のチャートを見てみましょう。
M30(黄色で色付けしたポイント:サポレジラインとMAが重なっているポイント)
M15(黄色で色付けしたポイント:M30のサポレジラインとMA反発が重なっている場面)
MAを下割れして確定した足(矢印の陰線)でタイミングを取ることができます。
ダウで判断する
ダウで判断する場合、ロングであれば高値や安値が共に切り上がったことを確認、ショートであれば高値と安値がともに切り下がったことを確認してタイミングを取ります。
この場合のタイミングの取り方はMAを使用するのですが、トレードを事例で紹介していきます。
トレード事例
今回のトレード事例は2016.12.9のNZDJPYになります。
上位足のマルチタイムフレーム分析
まずは上位足のH4から時間足を落として見ていきましょう。
※以下、H4・H1・M30はエグジット後のチャートになるので、エントリー時の足に赤い縦のラインを引いています。赤いラインの足に現在いるものとして読み進めて下さい。
H4
H4はアップトレンドで上昇してきている状況ですね。左側にチャートの情報が無いので現在レートより上にラインは引いていません。
H1
H1ではレンジを上抜けし、レジサポ転換のライン(青いライン)で反発して上昇し始めているところです。
M30
M30ではレジサポ転換のラインとMA反発(赤いラインから3本前の足:MAに少し届いてませんが、これくらいの隙間はMA反発と見ます)が重なるポイント(A)から上昇してきている状況になります。
エントリー
今回はエントリー執行足を15分でダウ理論をもとにタイミングを取ってます。
※ダウ1点目がB、2点目がC、3点目がD、4点目がMA反発
直近高値(B)を実体ベースで上抜け後(D)上目線になり、一旦落ちてきてMAで反発したため(安値が切り上がったため上昇すると判断)陽線確定でロングエントリー(※スプレッドの関係で約定が少し上になっています)。
H4やH1などの上位足のトレンドの方向性が上であることに加え、進行方向に対して障害物となるもの(下向きのボリンジャーバンドやMA)が上に無い環境であり、M30のレジサポ転換+MA反発で上昇して来ていることから値が伸びると判断してのエントリーになります。
※もうちょっと早くチャートを監視し始めていればM30のAのポイントでロングをしたのですが、見ていなかったので1つ下位足のM15でタイミングを取ったという流れになります
エグジット
今回はエントリーポイントから近くに具体的な利確目標が無かったので、一伸びした足が+3σにタッチして確定したところでエグジットしています。
エグジット直前のM15
その後
エグジットしたポイントから10pips程上昇し、その後リトレースが入りレンジへ。
まとめ
今回は下位足でのタイミングの取り方を3つほど紹介しましたが、自身でタイミングが取りやすい再現性があるものでなければ意味がありません。
そのため、今回の3つのタイミングの取り方を是非検証して頂き、トレードに活用して頂ければと思います。
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