メッシです。
トレーダーにはチャート分析によるテクニカルを重視するタイプの人と、市場動向や市場の要因といったファンダメンタルズを重視するタイプの人に分かれます。
どちらも重要で必要なものになりますが、今回はファンダメンタルズ分析について解説していきます。
目次
ファンダメンタルズ分析とは?
ファンダメンタルズ分析とは国や企業などの経済の状態や状況を分析して値動きを予測するものですが、国の経済状態や経済状況であれば”財政収支”や”物価上昇率”、”経済成長率”などがあり、企業の経済状態や状況であれば”業績”や”資産”、”負債”といった財務状況などがあげられます。
ファンダメンタルズ分析で勝てるのか?
ファンダメンタルズは重要ではありますがそれだけでは勝つことができません。
なぜならファンダメンタルズは私達に情報が届く頃にはすでに過去のものとなっており、どんな情報でも価格に織り込まれてしまっているからです。情報の伝達は早く一瞬で世界中に広がってしまうからですね。
また、証券会社や金融機関などのアナリストを参考にしてみてもわかると思うのですが、専門化であるアナリストの分析はほとんど当たりません。
高額な情報料によるその手の情報は持っているはずですし、そういったものを駆使しても当たらないということはファンダメンタルズで勝とうとすることがそんなに甘くないことがお分かり頂けると思います。
ファンダメンタルズの活かし方とは?
しかし、ファンダメンタルズで勝てないからといっても全く無視していいわけではありません。
現在の相場がなぜこのような状態なのか?ということを知ることはとても重要なことです。
相場の本質的な状態の変化は相場の方向性を変える可能性もあり(相場は大衆心理で動くため)、そういった変化を知るという意味ではファンダメンタルズ分析は欠かせないと言えます。
下のチャートを見て下さい。
AUDUSD 日足
天井圏でレンジで推移していたのが、ブレイクして方向性が出てダウントレンドになりました。
※トレンドについては初心者でも簡単にわかるトレンドとダウ理論についてをご覧ください
こういった長期足の方向性の変化はファンダメンタルズの変化によって発生します。
ファンダメンタルズの変化を知っていてれば生まれた方向性がある一定期間は続きますので、その方向へ楽にトレードすることが可能とも言えます。
しかし注意しなければならないのはファンダメンタルズは長い時間足のトレンドを作る要因ではありますが、どこでファンダメンタルズによる過熱感が出てきたのか?価格にどの程度織り込まれているのか?といったことを具体的に判断するのは難しいと言えます。
そのため、テクニカルとファンダメンタルズの2つを駆使しながら相場の状況に合わせて分析していくことが、より相場心理に近づいていけるでしょう。
トレードスタイルによるファンダメンタルズの重要性について
私はスキャㇽピングのトレードが多いのでほとんどファンダメンタルズを加味しません。
トレードスタイルによってファンダメンタルズを加味する・しないは分かれるのですが、”スイングトレード”のように数週間といった期間でポジションを保有するのであればファンダメンタルズは無視できないものになりますし、”デイトレード”であればファンダメンタルズは相場の方向性の判断の材料にはなっても、トレードを決定付ける材料にはなりません。
また、”スキャㇽピング”のように数分といった期間でポジションを保有するのであれば、ファンダメンタルズを分析してもトレードに良いパフォーマンスの効果はないと言えます。
このようにトレードスタイルによってファンダメンタルズが重要になるのかならないのかは変わってきますし、ファンダメンタルズだけに特化して分析してもトレードで利益を上げることが難しいということが分かって頂けたと思います。
重要なことは相場の本質を知ることですので、ファンダメンタルズだけにこだわらないようにしましょう。
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