メッシです。
今日は損失を回避するために管理すべきFXにおける様々なリスクを解説していきたいと思います。
目次
リスクとは?
今回はトレードをしていくうえで知っておくべきリスクについて解説していきます。そこでその前にリスクについてどんな考えを持っているでしょうか?
wikipediaによると一般的にリスクとは「ある行動に伴って(あるいは行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」と理解されているが、工学や経済学などの分野によって定義はさまざまであるとあります。
つまり一言で言ってしまえば”危険・損に逢う可能性”ということになります。
ではどんなリスクがあるのか、「相場で起こりうるリスク」と「トレードで起こりうるリスク」の視点から見ていきましょう。
相場で起こりうるリスクとは?
相場で起こりうるリスクを考えると考えられるリスクはいくつかあります。
①マーケットリスク
②クレジットリスク
③イベントリスク
マーケットリスクとは?
一般的にマーケットリスクは通貨や金利、株式や債券、商品などの価格変動のリスクを言います。
FXであれば通貨ペアの価格が上がったり下がったりすることで自分が建てたポジションと逆の方向へ動くことによって損失につながってしまうリスクを言います。
クレジットリスクとは?
クレジットとは「信用」のことを指し、クレジットリスクは信用を問題とするリスクを言います。要は株式や債券などを持つ際、それらの発行体が潰れないか(国家破綻も含まれます)や元利金(元本と利息)がちゃんと回収できるかのリスクになります。
FXであれば口座を開設している証券会社が破綻・倒産することによって、その証券会社に預けている証拠金が一時的に凍結させられてしまうなどのリスクですね。
イベントリスクとは?
イベントリスクは突発的に起こってしまう予測ができないリスクを指します。戦争や革命、国交が断絶されてしまうことにより、海外旅行先から戻ってこれないなどのリスクも含まれます。
FXであれば有事の際は日本円やスイスフランなどがリスク回避として買われ、当事国の通貨は売られる傾向にあります。
トレードで起こりうるリスクとは?
トレードで起こりうるリスクを考えるといくつかあります。
①為替変動リスク
②金利変動リスク
③取引業社リスク
④取引環境リスク
⑤流動性リスク
為替変動リスク
マーケットリスクの所でも触れましたが、通貨ペアの価格が上下することにより自分が建てたポジションと逆の方向へ動くことによって損失につながってしまうリスクです。
経済指標発表や要人発言などがある場合は、特に値動きが短期間で大きく動くことになって損失の可能性にさらされることになります。資金管理の問題によりマージンコールや強制ロスカットになることもあるので注意が必要です。
金利変動リスク
トレードで起こりうる金利変動リスクにはスワップポイントのリスクがあります。
※スワップポイント:低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うと、金利差で発生する利息
低金利の通貨を買って高金利の通貨を売ることで、そのポジションを保有している限り毎日マイナスになっていきます。ロットが大きければその分スワップポイントも大きくなりますね。
また、その他にも各国の金利は常に変動していて、短期間のうちに金利が大きく変わってしまうこともありえますので、スワップ金利が大きく変わる可能性も注意しておく必要があると言えます。
取引業社リスク
1つの証券会社に資金を一極集中して取引きをしている場合は注意が必要です。
なぜなら取引業者のシステムの不具合などにより、一時的に注文をできなくなってしまうことがあるからですね。ポジションを持っていた場合に決済注文ができない状況になってしまったら?これでは損失を限定できません。
また、取引業者のシステムの不具合によるリスク以外にも、天災や地政学リスク(戦争やテロ、財政破綻など)によりシステムダウンし、取引が制限させられてしまう可能性があります。
その他にもクレジットリスクでも触れましたが、証券会社が破綻・倒産するなどにより証拠金が一時的に凍結させられてしまったり、取引することができなくなってしまうことがあります。
こういったことを想定し、証券口座を複数開設して資金を入れていた方がいいと言えます。
取引環境リスク
取引環境リスクには、ネットが繋がらなくなってしまったりパソコンが故障してしまうことによって引きおこるリスクです。
こういった不測の事態に備えてスマホで取引をできるように準備しておいたり、ネット回線も複数用意しておくなどの対策が必要になります。
流動性リスク
FXでは株式のようなストップ高やストップ安といった制限が無いため、市場も24時間開いていることからいつでも取引ができますが、時間帯によって流動性は多い時と少ない時があります。
※時間帯による流動性は市場による相場の特徴をご覧下さい
またその他にも通貨によっても流動性は違い、マイナー通貨などは相場参加者の取引が少ないため乱高下するなどの動きになったりするので注意が必要です。
こういったことから流動性が高い時間帯と流動性の高い通貨ペアを選んで取引することが重要であると言えます。
まとめ
色々とリスクについて解説しましたが、自分の身を守るうえで最悪な状況に陥ることを避けるためにも必ずリスクについては知っておく必要があります。知っているのと知らないのでは、さらされるリスクに対して対策できるかできないかも変わってきますので、今回のリスクの項目をしっかりと念頭に入れておくようにして下さい。
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